ダイソー釣具は数年前は「百均だからこんなもの」「まあ遊び程度なら」というおもちゃレベルの釣具でしたが、今では違います。
今のダイソー釣具は「え?こんなもの出してくれるの?」「コスパやばい」「開発者に釣りわかっている人絶対居る」とまで言われるようになり一部商品によっては「釣具メーカー泣かせ」というレベルまで到達していいます。
そして現在販売しているダイソー釣具を一通り使ってきた釣り歴20年以上の釣り人目線ではありますが、その中から「マジで使えるおすすめのダイソー釣具」を選定しました。
ここに掲載のダイソー釣具は釣りにおいて本当に実用的なものしか掲載していません。そのためこれからダイソー釣具の購入の参考にしたい方や失敗しないセレクトをしたい方はぜひ参考にしてみてください。
穴釣りミニロッド(770円)
足元に仕掛けを落とすだけの簡単なエサ釣りや、テトラポットなどの短い釣り竿で穴釣りをするなら770円の格安で販売されているダイソーの穴釣りミニロッドは非常に最適。
穴釣りロッドは平均してメーカー品でも1500円以上するので、770円という価格はコストパフォーマンスに優れているのは間違いなく、またロッド自体もしっかりと曲がり込むグラス素材を使っていて強度も十分です。
同じくダイソー釣具コーナーにある「リール」「ブラクリ」「常温保存生エサ」も一緒に購入すればすぐに釣りに出かけることができます。
もちろん穴釣り用途だけではなく、女性や子供などのファミリー向けの釣り竿としてもデザインも可愛らしくておすすめです。
また従来から販売されているダイソーの1,100円のロッドにおいては何度も試してきましたが、操作性や耐久性を考えても、大手の釣具メーカー品を使うのがよいです。
スナップ収納に最適のコンタクトレンズケース(110円)
釣具は針、オモリ、スナップ、サルカン、ガン玉、ウキ止め、ビーズなど小さなアイテムを使うシーンも多いですが、最小限で最小のケースとしてダイソーで売られているコンタクトレンズケースは使い勝手が最強です。
利用シーン
厚みも薄く、特にルアーフィッシングで使うスナップ入れとしては必要最小限のサイズでフィッシングベストやポケットなどの狭い空間や隙間に収納できるのが大きなメリットです。
スナップはある程度釣りをしてくると様々なサイズは必要なく1〜2種類程度で十分になってくるので、このコンタクトレンズの2連タイプが非常にマッチします。
同じくダイソー釣具コーナーでおすすめできるスナップはこちら
ワンタッチスナップ(110円)
釣具メーカーのスナップは比較的安いメーカーでも平均して300円で10個〜15個、1個単位で計算すると20〜30円します。対してダイソーのスナップは1個単位9〜12円程度。
この動画ではダイソーの1号ワンタッチスナップを使用中
引きが強く、根に潜る力が強いハタ系の魚でもスナップの強度は全く問題ありません。
もちろん1m近くの大型魚や船でガチガチの大型魚を狙うのがメインという方にとってはそれなりのメーカー品を購入していた方が安心感はあると思います。
またダイソーでは最近ではクロススナップというより強度の高いスナップも販売されているので、3〜5kgあたりの中型から大型サイズの魚相手でも正直これで十分です。
よってそこそこの強度のスナップが使えるのなら平均して10円以下〜12円の個数単価となるダイソー釣具のスナップで十分ですしコスパは最高だと思います。
ルアーケース・タックルギアケース(220〜330円)
浅型から深型、そして横長の大型サイズまでダイソーのタックルギアケースは、メタルジグやワームなどのルアー関連からオモリやサビキなどの小物アイテムまで様々なものを収納することができます。
大型ルアーでなければ、なるべくコンパクトに荷物をまとめてフィッシングバッグやベストに収納可能なので、このケースが活躍します。
もちろん格安釣具の収納収納の有名なメーカーで「メイホウ」という会社からもこういう格安なケースは販売されていますが、このサイズ感で220円の価格設定は流石に大手ダイソーでなければ実現は厳しいレベルでしょう。
ソルト用ジグヘッド&シャッドテールワーム(220円+110円)
「ダイソー釣具は本当に釣れる」というのを日本全国に知らしめたルアーの一つで、ひらめ、マゴチ、シーバス、ブリ系の青物、タチウオ、ハタ系などあらゆるフィッシュイーターを仕留めてくれる本当に釣れるルアーです。
ソルト用ジグヘッド&シャッドテールワームで釣れた魚たち
使い方もシンプルで投げて巻くだけ。あとは狙う深さや巻き取るスピードの調整を行うだけで操作も簡単なのも嬉しいポイント。
今では重量サイズも28gまで、シャッドテールワームも2種類2カラーのサイズ展開とバリエーションが増えており、正直メタルジグやジグサビキよりも巻くだけで大型がヒットする可能性が高い断然おすすめのルアーです。
PEライン(330〜550円)
PEラインは釣具メーカー品では平均で1500〜3000円とちょっと高めですが、ダイソーから販売されているPEラインは100mで330円、150m〜200mのもので550円と非常にリーズナブルです。
特にエサ釣りなどで低価格なサブリールを所有している場合はこのダイソーのPEラインでも十分いけます。
65cm、3キロオーバーのヒラスズキもダイソーのPEライン1号で十分対応出来ました。
ギアバッグ(1,100円)
釣りのポイント移動やボックス収納などあらゆるアイテムの大容量収納が可能で、EVA樹脂を使用し、撥水加工による軽い防水機能や丸洗いもできる使い勝手のよいバッグです。
エアーポンプ(770円)
泳がせ釣り用の活餌を生かすために酸素供給として使われるエアーポンプですが、他社メーカーでは平均して2,000円〜3,000円を超える製品がわずかダイソーなら770円で購入できるコスパの高さ。
ボタンワンタッチでオン、オフができIPX4の必要最低限の防水機能も備わっているので実際の釣りにも実用的に使えます。
ダイソーメタルジグ(110円)
「とにかく飛ぶ」そして「釣れる」さらに「安い」の三拍子が揃ったダイソーから販売されている110円のメタルジグ。
シルエットはまんまイワシなので素早いアクションやイワシが逃げ惑うような操作をすると特に青物への反応は随一です。
スリムタイプのメタルジグは飛距離も出る上に、素早いフォール、そして抵抗を受けにくいので初心者にも操作がしやすいのも大きな特徴です。
ダイソーメタルジグの「リアルプリント」版
最近ではリアルプリントのカラーモデルなども110円発売、そしてオフショア用では60g〜80gの重量系ジグも220円で販売されておりこれからのバージョンアップも楽しみなシリーズです。
ダイソーのリアルプリントジグで50cmの青物
リアルプリントのメタルジグは追いかけているベイトにそっくりなシルエットとカラーであるため、フィッシュイーターに違和感なく食わせる事ができると考えられます。
メタルジグマイクロ(110円)
ダイソーのメタルジグに次いで「メタルジグマイクロ」は、デイゲームなどのライトゲームで色々な魚を引き出してくれる優れた小型ジグです。
日中にワームだと何度もフグなどにちぎられてしまい釣りが成立しない時にはこのマイクロジグを使うと目当ての魚に辿り着くこともあります。
リアのトレブルフックは外してフロントのアシストフックだけにすると根掛かりもかなり軽減しボトム付近を思い切り攻められるのでおすすめ。
フロントフックは同じくダイソーのアシストフック6号がぴったりです。
ジグサビキ(110円)
2セット入りで110円でお買い得なジグサビキはメタルジグをつけて遠投して堤防やサーフから小型青物を狙うのには非常におすすめ。
小さい小魚を捕食しているパターンであれば、ダイソーのメタルジグの前にこのジグサビキを取り付けることで、小型魚から中型魚まで釣果を上げやすくなります。
砂浜などの一瞬の回遊でなんとしても1匹を出したいという場合にはこのダイソーのジグサビキでボウズ回避できた事が何度もあるので私自身も非常に信頼しています。
またジグを取り付けるスナップ部分がもろいので、メタルジグが外れてしまう不安がある方はちゃんとしたスナップへ交換しておいた方がいいでしょう。
ダイソーエギ(110円)
ダイソーエギは2023年にリニューアルされ、フォール姿勢の改善、蓄光機能追加、さらにカンナも刺さりやすくなり釣具メーカーに対抗できるレベルになっています。
春、秋はアオリイカ、夏はスルメイカやケンサキイカなどのツツイカ系まで1年中エギングを実践したい方やこれからエギングを初めたい方にも他社メーカー品なら1,000円するエギが110円ですぐにチャレンジできます。
有名メーカーに比べると作りの精度や強度は確実に劣りますがイカの回遊があれば釣ることが可能です。
スプリットリングプライヤー(330円)
ダイソーからもともとスプリットリングプライヤーは販売されていましたが、2024年に新たに極小スプリットリングに対応したプライヤーが発売されました。
PEライン対応のラインカッター付きで、なおかつ330円の価格帯では考えられないしっかりした作りで仕掛け作りがはかどります。
00〜3号の小型スプリットリングに対応しているので、ダイソーで販売されているメタリジグやソルト用ジグヘッドなどのスプリットリングやフックの交換に最適です。
上記の写真の右側の220円の商品より330円のタイプの方がよりフック交換等が楽で使いやすいです。
水くみバケツミニ(220円)
こんなアイテムが欲しかったと言える、水くみバケツのコンパクト版でわずか220円で購入できる優れもの。
通常サイズの水くみバケツの約1/3ほどのサイズですが、ちょっとした掃除や手を洗いたい場合や移動が多い(ランガン)などに使い勝手がよいコンパクトさが最大の売り。
小アジの締めバケツとして
キビナゴやイワシ釣りにもサイズが◯
豆アジやイワシなどのサビキ釣りで釣れる小魚程度であればこのサイズでも十分です。
またMAXの水汲み量で最大1.5リットルでそこまで重くなく、小さな子供から女性まで使いやすいので今後人気になりそうな商品の一つです。
フィッシングメジャー(110円)
ダイソーのフィッシングメジャーは普段使わない時にはマジックテープでコンパクトに丸めておくことができ、最大100cmまでの測定が可能な便利なアイテムです。
SNSなどの投稿用や、リリースサイズを見極めるにも便利でコンパクトなアイテムなので持っおいて損はなし。
さらに魚を地面に触れさせないのであれば330円のワイドタイプもあり
なるべく魚にストレスを与えない&リリース前提であれば、釣り上げた後に地べたに置くのは良くないため、その場合は同じくダイソーからフィッシングメジャーのワイドタイプが330円で販売されています。
洗えるヘアゴム パステル(110円)※ロッドベルト代わり
色々ヘアゴムを試してきましたが、輪っかのサイズと布の手触りと分厚さからこのタイプがロッドを結ぶのには最も適するタイプでした。
穂先部分とガイドの組み合わせ
ヘアゴムの良い点はロッドのガイド部分へ引っ掛けて回してそのまま留められるので、ヘアゴムを2つ使い穂先部分とグリップエンド部分を結べば移動時も安心です。
グリップエンド部分
正規のロッドベルトのデメリットは、マジックテープがまれに剥がれてしまう点とホールド感が弱い場合があり、そして価格がそれなりに高いという点ですが、それをダイソーのヘアゴムであればすべて払拭してくれます。
カラフルなカラータイプを選択する理由は、暗い場所などでも束ねている場所を一目で把握するためです。
また110円で20個のヘアゴムなら10本のロッドを束ねることができますし、万が一紛失したとしても110円で購入しているので痛手も軽減できる点です。
マルチピースロッドもヘアゴムでしっかり束ねられます
分厚いロッド用ならこういうのもあり
本当にダイソーの便利アイテムの一つなので、店舗でヘアゴムコーナーを漁ってみるのも良いですね。
おくすりケース(110円)
複数のマスに分かれているこんぱくとな「おくすりケース」は、細かな釣りアイテムの収納ケースとしてもうってつけ。
また溝が浅いものから、マスの数によって収納サイズが異なりますがワンタッチで開閉でき透明なので蓋を開けずに中身を把握できるのも使い勝手が良いポイントです。
細々とした釣りアイテムの収納に困っていたら複数購入して整理に役立ててみてはどうでしょうか。
COBライト(330円)
USBタイプC充電式、カラビナ付き、マグネット、自立スタンド付きとコンパクトの中に実用的なものがすべて詰まったLEDライトです。
手のひらサイズでわずか30gの超コンパクトでも最大250ルーメンの明るさで夜釣りの手元確認に十分なライトで、IPX3の小雨程度OKの簡易的な防水性能も備わっています。
このサイズ感としては非常に明るく照らしてくれ、ナイトゲームではフィッシングベストのDカン等にカラビナを通して装着も可能です。
モードは4つあります
明るさ | 連続点灯時間 |
---|---|
250ルーメン (ブースター長押し) | 1時間 |
180ルーメン (強モード) | 1.5時間 |
65ルーメン (弱モード) | 3.5時間 |
点滅 | 0.5時間 |
COBライトのスペック詳細(開く)
バッテリー容量 | 200mAh | 保護等級 | IPX3 |
---|---|---|---|
充電時間 | 約1.2時間 | 充電回数 | 約500回 |
モード | ブースト/強/弱/点滅 | スタンド | 付き (別売り三脚もあり) |
取り付け | マグネット/カラビナ | 外部接続 | USB TypeC |
釣行に持ち運ぶのもOK、車のリアにマグネットで貼り付けて釣り道具をチェックするのもOK、釣り以外のアウトドアや災害用アイテムとして使うもよし。これで330円は安いです。
アームカバー(220〜330円)
主に夏からの暑い時期に季節コーナーで販売しているダイソーのアームカバーは炎天下の日除け対策、また涼しい時間帯や夜の虫除け対策に安くておすすめです。
また価格は220円〜330円ながら長く使える耐久性も備わっており、日焼け止めを塗るのが面倒な時や直接肌に虫よけスプレーを吹きかけたくない場合には非常に使い勝手が良いアイテムです。
リボロス 魚つかみトング(110円)
アジやサバなどの小型回遊魚や触れると危険な毒魚までしっかりとホールドできるリボロスの魚つかみトングが110円で販売中です。
元々ダイソーでは似たようなフィッシュグリップはありましたが、正直いうと釣られて暴れる魚は滑ってしまい掴みづらい商品でした。
このパッケージが印です。夜釣りで使うなら目立つ赤いカラーがおすすめ。
この商品はプラスチック製品販売会社となる「山田化学」が製造・販売を行っており、ダイソー店舗が近くにない場合は同じ百均店舗のセリアやCan Do(キャンドゥ)でも購入することができます。
あまり強く掴むとリリース前提の魚はこの鋭い凹凸で弱ってしまうので、軽くキャッチするような掴み方でやさしく魚に接してあげてください。
オキシウオッシュ(110円)
実際の釣行向けのアイテムというよりは、釣行後のメンテナンスや掃除において持っておいて損はないアイテムで、汚れ落ちや強い餌の匂いを落とすのにおすすめな「オキシウォッシュ」です。
本家のオキシクリーンに匹敵する汚れ落としと、エサ釣りによる衣服や靴の臭い消しにも効力を発揮します。
磯でフカセ釣りなどをする釣人にとっては特にフェルト部分にオキアミなどの匂いの強い餌が付着するとなかなか匂いが取れませんが、このオキシウォッシュをつけ置き&こすって洗うことで匂いを除去できます。
つけおき専用のオキシウォッシュもあり
タイルのハンドルブラシ(110円)
体感としてはお湯で溶かしたオキシウォッシュに数時間漬け置きするか、たわし等でこすり1日〜3日陰干しすることで匂いが取れます。
使えると思ったダイソー釣具は随時追加します
ダイソー釣具は釣り初心者だけではなく、長く釣りを続けている中級・上級者にとっても「え、これ使えるじゃん」と思えるアイテムが昔に比べて増えました。
釣りは十分な準備が釣果につながる一つのポイントですが「ダイソー釣具で済むアイテムならそこで節約して他に予算を費やす」ことは余計な出費を防げる大きな手助けになります。
私もダイソー釣具コーナーに有るもはあれこれ散々試してきて本当に実用的なものしか掲載していませんし、これからも新商品が出るたびにチェックし本当におすすめできるものはここに追記していきたいと思います。
ダイソー釣具の在庫がないならネットストア
ダイソー店舗によって釣具コーナーに人気商品がなかったり、シーズンによっては購入が集中して在庫が切れている場合があります。
ダイソーネットストアでは店舗に並んでいる商品、そして在庫がない商品も販売している場合があるので、気になる方はネットストアを覗いてみてもよいと思います。
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