釣った魚を活かしたり、ノマセ釣りやイカ釣りの活餌として酸素供給には欠かせないエアーポンプ(通称:ブクブク)ですが、ダイソーから2024年5月に770円で新発売されたのでインプレしてみます。
釣った魚を活かして持ち帰りもできます
![ダイソーのエアーポンプで魚を活かしたまま持ち帰りできる](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9937.gif)
Amazonなどでも販売されている商品は平均して2,000円〜となっているので、ハイコストパフォーマンスには間違いないでしょう。
ダイソーから新発売の「エアーポンプ」を実機インプレ
![ダイソーのエアーポンプ(ぶくぶく)の中身](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/5BE67399-94BC-4F59-B6E8-EBC6DBB5BAD3_1_105_c-1024x683.jpeg)
ダイソーから新しい釣具シリーズとして発売となった「エアーポンプ」は単一の乾電池1本で最大約40時間駆動し、強弱2つのモードを搭載しながら770円という恐ろしくコスパが高い商品です。
ダイソーのエアーポンプのスペック
価格 | 770円(税込) | ポンプ方式 | ダイヤフラム式 |
---|---|---|---|
使用電池 | 単一形乾電池 (1本) | 電池寿命 | 強モード:28時間 弱モード:40時間 |
モーター寿命 | 約500時間 | エアー量 | 強モード:1.0L/min 弱モード:0.7L/min |
ホースの長さ | 100cm | サイズ | 幅:8.1cm 奥行き:5.3cm 高さ:9.8cm |
付属品 | ホース ストーン | 防水機能 | IPX4 |
スペック表を見てみても、2,000〜3,000円ぐらいの他社メーカー品とほとんど遜色ない内容となっていますが、モーター寿命が少し短めではあるのでそれ以外は及第点と言ったところでしょうか。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
ただし1,000円以下の770円という価格設定をぶっこんでくるあたり流石ダイソーだなと感じました。
中身はエアーポンプ本体・ホース・ストーン
![エアーポンプとホース、ストーン](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/8F95A1E2-BA8C-4760-A76C-FE1B8E69C8B3_1_105_c-1024x683.jpeg)
箱から取り出してみるとエアーポンプの本体と1mのホース、そして小型のエアーストーン(泡がでるブクブク部分)の3つのシンプルな内容でした。
![説明書は箱の裏に記載](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/100750F1-40B5-466D-86D1-654CC5F52FC8_1_105_c-1024x683.jpeg)
また説明書等は入っておらず、箱自体に説明や仕様などが書かれています。
単一形乾電池で最大約40時間
![ダイソーエアーポンプは単一形乾電池1本で最大40時間動く](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/850FA342-21CE-4C0A-9C53-64AFA34283F5_1_105_c-1024x683.jpeg)
正面横の蓋を外すことで単一形乾電池を装着し、弱モードで最長40時間、強モードで約28時間の連続使用が可能となっています。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/D8F58D50-1F18-4E60-9A52-444FBECEC429_1_105_c-1024x683.jpeg)
このダイソーのエアーポンプ自体に電池は付属していないので、ついでに同じく110円で販売されている単一形乾電池も購入しておくと良いでしょう。
本体は小型コンパクトで軽量
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/DSC04014-1024x750.jpg)
また単一乾電池が2本で駆動するメーカーが多い中、ダイソーのエアーポンプは1本で駆動するのも良いポイントですし、このおかげで軽量化と小型化にも貢献しています。
![ダイソーのエアーポンプは手のひらサイズでコンパクト](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/DSC04055-1024x683.jpg)
本体は10000mAhのモバイルバッテリーぐらいの大きさで、乾電池を入れた状態でもかなり軽量です。
強弱切り替えスイッチはシンプル仕様
![強弱の切り替えスイッチ](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/6999EE94-4AD4-48E0-A0E8-D45B705908AE_1_105_c-1024x683.jpeg)
スイッチは一つだけになりますが、1本線が「弱モード」、2本線が「強モード」とシンプルな設計になっており、ワンタッチで切り替えることができます。
泡(ブクブク)の供給量は少量の魚を活かすには十分
![ブクブクの供給量は小魚程度では樹分の酸素量](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9893-1024x768.jpg)
実際に動作させてみた送風量は最低限の酸素供給としては十分な泡が出ていると感じました。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9895.gif)
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
空気の供給量が心配であれば2個購入しても1,540円なので例えばアジを生餌さとして使うなら、エアーポンプを2台体制で十分な酸素供給状態で使うでしょう。
30センチを超えるカサゴも翌日まで全然元気でした
![中型の根魚などであれば持ち帰り、エアーポンプの電源が続く限り活かしておける](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/shguir-1024x576.jpg)
ちなみに持久力が高い根魚等であれば釣ったその日からエアーポンプの「弱」の状態で繋いで持ち帰り、翌日まで余裕で活かすことができました。
50センチぐらいのマゴチも弱で平気でした
![寝かせて食べたい魚の期間を少し遅らせる場合もダイソーのこのエアーポンプが活躍する](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/shgur82-1024x576.jpg)
40センチ近くのキジハタも持ち帰っても元気
![キジハタをダイソーエアーポンプで活かしたまま持ち帰り](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/06/kiihogw.gif)
例えばマゴチは寝かせすぎると歯ごたえが落ちるので、すぐに食べる予定がない場合は1日、2日活かした状態で締めるのを遅らせるなんてことも可能です。
エアーポンプの電池が継続し続ける限り、そこまで大きくない魚は余裕で活かしていけると思います。エラの開く速度もゆっくりと安定していれば大丈夫です。
![カサゴ](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/0C62DADB-E8F3-46D6-97F6-2D50A6234BFD_1_105_c.jpeg)
![マゴチ](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/A264893C-2517-443A-8BA0-B5AB2DD24004_1_105_c-1.jpeg)
ちなみにこの大型カサゴやマゴチは百均のセリアのホッグワームで釣りました。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
小エビや豆アジなどの小型の生き餌は数匹OKで、中型の魚でも数が多くなければ十分活かして持ち帰ることもできます。
海水での利用時には泡が出るストーン自体が結構軽いので、強モードなどではもしかすると海水の浮力が加わり浮いてくる可能性があります。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/14459D50-17C3-482C-B253-E07A8BC6C4EC_1_105_c-1024x683.jpeg)
強モードを常時使う場合などは対策としてナス型オモリ等であらかじめ沈ませられるようにしておくと良いでしょう。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/85D0067F-C085-4C06-A954-E6F59E998B9D_1_105_c-1024x683.jpeg)
ナス型オモリもダイソーに売っています。
ポンプの取り付け部分は「クリップ」のみ
![ダイソーのエアーポンプは背面にクリックがある](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/DSC04057-1024x683.jpg)
ダイソーのエアーポンプの取り付けは背面にあるプラスチックのクリップのみとなっています。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/8327BABA-D89A-4606-8C05-94ED41BFDCD2_1_105_c-1024x683.jpeg)
箱の説明文にも書かれていますが、クリップ付きのポケット等があるバケツに固定することがきるような説明文があり、それ以外の形状のバッカンやバケツにおいては取り付けに多少工夫が必要となります。
![ダイソーのエアーポンプはギアバッグとの相性が良い](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/73596F04-97EA-4BDB-87E9-B625615C4362_1_105_c-1024x683.jpeg)
同じくダイソーから販売されているギアバッグにピッタリ合うような仕様となっているので、このギアバッグもついでに入手すればぴったりとハマってくれます。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/5A1505E0-B70E-47F9-996A-AA80242D21F0_1_105_c-1024x683.jpeg)
ダイソーのエアーポンプは元々このギアバッグ用に設計されていると思われますが、それ以外のバッカンや水くみバケツにもやり方次第では取り付けは可能です。
カラビナをつけて吊り下げてみた
![クリップにカラビナを装着](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/8B5CF829-D48B-4502-8ADB-47017D7EDD3C_1_105_c.jpeg)
最近Dカンが搭載されている多機能の「ライブウェルバケット宵姫 LE405」というのを購入したので、それに装着するためにカラビナを無理やり装着してみました。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/3E97B435-5526-4A1F-8310-3553134D1BE6_1_105_c.jpeg)
Dカンにカラビナという組み合わせでぶら下げても、この宵姫の水くみバケツ(バッカン)には難なく取り付けが出来ました。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
水汲み用と生かし用でバケツを2つではなく1本化することもできるので、手荷物を減らしたい場合にはこういう使い方もアリなのではないでしょうか。
防水性能はIPX4
![ダイソーのエアーポンプはIPX4の防水性能](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/8CDF0438-05E2-44CD-84F4-3CA2C88F82A9_1_105_c.jpeg)
IPX4の耐水性能は「水の飛まつに対して保護する」「あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても保護が可能」という内容でした。
参考:IP試験(電気機械器具の外郭による保護等級試験)
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
よって長時間の大雨では流石に厳しいかもですが、小雨からちょっとした雨程度であれば保護ができるレベルの防水性能なので、十分使えるのではないかと考えています。
ダイソーのエアーポンプの寿命は約500時間
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/9AD13C01-529F-4FC2-AD8C-89E2B8FE3823_1_105_c-1024x683.jpeg)
エアーポンプはダイソーに限らず、他社メーカーでもダイヤフラム式だと最終的な本体のモーターの寿命というものが存在します。
ダイソーのエアーポンプは最大のモーター寿命が約500時間となっており、他のメーカー品と比べるとほんのわずかに短い寿命となっていました。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
1回の釣行で6時間と計算して、週に1回釣りに出かけても約2年近く使える計算となり、毎回エアーポンプを使わないことも考えれば770円の価格を考えると十分な耐久年数ではないかと思います。
【まとめ】ダイソーのエアーポンプは初めての利用に最適
数回だけ使った感覚ではありますが、ダイソーのエアーポンプに感じた感想として良い点をまとめると
- 単一形乾電池1本で動く
- コンパクトで手のひらサイズ
- 最大40時間連続使用可能
- IPX4の防水性能
- 770円の激安価格
生き餌や釣った魚を活かすにはこれだけでも十分に買う価値があるアイテムだと思いました。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/039E267F-0409-46B1-970A-F2858DC44D09_1_105_c-1024x683.jpeg)
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
ちょっと気になるのはブクブク部分のストーンがちょっと小さくて軽いかなという点ぐらいではありますが、オモリを付けるか別途大きめのストーンのみ用意すれば解決するのでデフォで770円を考えれば十分なのではないかなと思います。
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![](https://tanisen.jp/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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