ロッドが折れたら修理費はいくら?実際の体験と起きた場合にやるべきこと。

ロッドが折れたら保証書の確認が先!実際の体験と修理費用について

ロッドが万が一折れてしまった場合、どのように対処したらいいのかというのを自分の体験談から順を追って解説していきます。

ロッドが折れてしまうと心も折れてしまいますが、釣り場で折ってしまった瞬間からやるべきことがたくさんあるので冷静に対処していきましょう。

  • 「メーカーによる初期不良となる」
  • 「免責による修理で負担を軽減できる」
  • 「免責保障対象外となり有償修理となる」
  • 「修理不可となり買い替えが必要」

このいずれかとはなるので、その状況を想定しつつロッドが折れた場合にやるべきことをまとめています。

たにせん

実際に私はロッドを折り、有償での修理を行いましたが、この記事を見ている釣り人の方が同じようにロッドが折れた場合にどのような対処をすべきなのかをまとめているので参考にしてみてください。

購入時のレシートも無く、完全に有償修理となる可能性がある場合は概算の費用をチェック

▶有料修理の場合の交換パーツや部品の確認方法

もくじ

釣り場でロッドが折れたら破損部品はすべて回収しておく

主にロッドが折れてしまうシチュエーションは釣り場で起こることが大半だと思いますが、破損した場合はすぐにその破損パーツをすべて回収するようにしましょう。

急にロッドが折れてしまうと慌ててしまい、破損部分を海に落としてしまったり紛失してしまったりするかもしれません。

ですのでこの場面ではロッドは復帰できないとすぐさま判断し、後ほどしっかりとした修理サポートが得られるように破損部分(ロッドやガイドパーツ)に不足する点がないか確認しましょう。

一例としてシマノのロッド保証書には免責保証を受ける場合に「①保証書の原本」②破損パーツ付製品「③日付の記載があるレシートや納品書」の3つが必要となっており、釣り場でのロッド破損では特にこの②の破損パーツを紛失しがちだと思います。

これはダイワやその他のメーカーでも大抵同じなので、保証免責を受ける場合や正規の修理対応を行ってもらうために必要なものです。

もちろんこれが購入からだいぶ経っていて免責保証も受けられないロッドだったとしても、大事に使ってきたロッドを修理に出すのであればしっかりとした原因確認▶正規の修理が受けられるために破損した部品が揃っているのが望ましいです。

たにせん

釣り場では潮は常に動いており天候状況が時間と共に常に変化していくので、修理や保証をしっかり受けるためにロッドが折れた瞬間から破損したパーツの回収に専念するのが良いと思います。

「穂先」が折れた場合は1,000円弱で応急処置も可能

「穂先」が折れた場合は釣具屋で応急処置も可能

もしも折れたロッドの箇所が穂先部分であった場合、釣具屋さんに持ち運べ持ば代用できる穂先のガイドを用意してくれるパターンが大半です。

その代用の穂先ガイドをつけてロッド自体は短くなりますが、応急処置という形で平均的に1,000円弱(ガイド代+取り付け料金)で修理することができます。

たにせん

この場合は正規の修理ではなく、メーカー専用のパーツではないですし、購入時より折れた穂先の部分に他の簡易的なガイドで処置することになるので、低価格のロッドであればこの方法でも良いでしょう。

ただし1万円を超えるような高級ロッドの場合はこの応急処置によるロッドの修理はあまりおすすめしません。理由としてはロッド自体も短くなる上にガイドも簡易的なものに変更されロッド性能やそもそものポテンシャルが劣化してしまいます。

買ったばかりの竿(ロッド)が折れた場合は初期不良対応の可能性もあり

「普段通りに利用した」「ぶつけたりせず、自分で使った限り過失がない」「折れ方がおかしい」等、ありえないきっかけでロッドが折れてしまった場合は初期不良の可能性もあります。

そこで折れてしまったロッドを釣具屋さんに持ち込んでみて店員さんもそのような判断をした場合にはいきなり免責修理ではなく、初期不良としてメーカーへ依頼をかけてくれる場合が有るようです。

ただしその場合でも事前に「破損したロッドのパーツが全て揃っている」「購入時の保証書」「購入日を証明できるレシートや領収書等」は必要となるので必ず用意しておきましょう。

実際に私の場合も特にロッドにきつい負荷をかけたわけでもなく、ドラグを緩めた状態でエギングロッドとして想定内の使い方でしゃくって使用していたので、こういう場合は部品が揃っていれば検査・検証を行って製品個体の問題がないか確認をしてくれるとのことでした。

たにせん

ただ私の場合は購入からしばらく使っていたので、確実に初期不良対応してくれるわけではなく、あくまでも第一段階の無償交換の可能性の一つとなり、あまり期待しないで時間が許せるのであればメーカーへ原因・検品依頼を釣具屋さん経由でお願いするのが良いかと思います。

ちなみにリールの22ステラの場合はシマノに初期不良対応してもらえ、無償修理となりました。

https://twitter.com/tanisengyo/status/1518348031195713536

もしも初期不良でないとメーカー側が判断したのであれば、1年以内の免責保証での修理・パーツ交換、保証期間を過ぎていれば通常の修理対応の見積もりとなります。

またリコール等あったモデル製品などは購入から1年以上経過しメーカー保証が切れていたとしても無償修理対応をしてくれるケースも稀にあります。

折れたロッドが購入から1年以内なら免責保証の対象

基本的にロッドの免責保証は購入から1年以内とされており、コストを抑えて修理ができる期間というのはこの期間内に限られています。

ですので当然ながら「買ったばかりの竿が折れた」という人や、1年以内の短い期間でロッドが折れてしまった場合はこの免責保証を使って高額な費用を払わずに修理ができる可能性が高いです。※メーカーによっては2年保証など長めに設定しているところもあります。

また免責補償を受けるためには保証書だけではなく「購入した日を証明できるレシート/納品書/領収書」などの購入日と購入を証明できる書類が絶対に必要になります。

大手の釣具屋さんで購入している場合はロッド購入時に受け取っている保証書などにレシートを親切に貼り付けている場合があるので、その場合はそれを一緒に提出すればOKです。

たにせん

またメーカーや製品によっては保証書が付属しないロッドもあるので、購入した商品の保証書がもしも見当たらない場合や保証対象外であれば諦めて通常修理でどれくらいの費用がかかるか確認するしかありません。

購入時のレシートも無く、完全に有償修理となる可能性がある場合は概算の費用をチェック

▶有料修理の場合の交換パーツや部品の確認方法

購入から1年以内なら免責保証が受けられる可能性大

例えばシマノの1年以内のロッドの免責保証はロッドのシリーズなどによっては少ない負担でパーツ交換が1回のみできるようです。

免責金額はリールやロッドなどの種類やシリーズ等で異なります。

この約28,000円で購入したロッドの免責金額は4,000円(税別)です。要は修理においてパーツ交換が発生したとして、パーツ代金の費用がいくらかかろうとも1部品の交換なら購入者の負担は4,400円(税込)で済むということです。

2部品の交換が必要となった場合は、おそらくその中の高価なパーツ部分のみ免責での負担とし、もう一つの部品に多いては全額負担という形になります。

たにせん

ロッドを折ってしまったのが2023年10月10日、このセフィア XR S83MLを購入したのが2022年11月19日、私の場合はギリギリセーフでした・・。いや折れないのが一番良いんですが・・。

1年以内のロッドで過失でなければまずは初期不要の可能性

釣具屋さんでまず見てもらった際に「本来折れる場所ではない箇所から折れている」ということでメーカーに初期不良の可能性がないか?という検査を行ってもらった後に、通常修理であれば交換用のパーツで交換修理を行うという流れでお願いするる形となりました。

たにせん

購入日から日が浅い場合や自分の過失でない、そして自らどこかにぶつけてない状態や想定範囲内での利用で急にロッドが折れてしまった場合は初期不良を疑いメーカーに提出することができるようです。

今回は1年以内、そして保証書の免責が適用、購入時の保証証明(レシート)あり、破損パーツがすべて揃っているということで修理もしくは初期不良の両方のパターンで依頼を出しました。

結果は初期不良ではなく免責補償での修理対応

修理に出してから2ヶ月もかかりましたが、免責補償により4,400円の出費だけ済みました・・・。

今回はおそらく多少の損害で済むと思いますが、本来ロッドを購入から1年で折ってしまうことはそうそう起きません。

ロッドが折れるケースは推奨される使い方の度を超えて乱暴に扱うか、もしくは購入してから2年目以降で使い続けた経年劣化が組み合わさってとちょっとしたきっかけが重なり破損につながるケースが多いのではないでしょうか。

たにせん

私は今回の1年以内のロッド破損を経験してもっと大切に気を使いながら使っていこうと反省しています。

今回は免責が適用されるので大きな損害には至りませんでしたが、もしも保証期間を過ぎで有償修理で高額だった場合だとしても、たくさんイカを釣ってきた思い入れのあるロッドなのでなんとか頑張って新しく同じものを買い直していたかもしれません。

ロッドが折れた場合の「修理費用」を確認する方法

購入から1年経過した場合や修理の金額次第では新しい別のロッドに買い替えたほうが良いかもしれないパターンがあり、事前に使っていたロッドのパーツ交換や修理費の大まかな金額を知ることは可能です。

また穂先が折れた場合で竿先が多少短くなっても構わないという場合は釣具屋さんに持ち込めば代用できる穂先ガイドを用意してくれ格安で簡易的な修理を行ってくれるケースもあります。

ただしそこそこ値段が高く良いロッドを購入した場合は話は別となりますし、購入した時の状態にできれば戻って欲しいですよね。

たにせん

実際に修理・交換となるパーツの費用は大手メーカーであれば確認することができ、例として私が今回破損したシマノのロッド「21セフィア XR S83ML」をシマノカスタマーセンター【パーツ価格表・取扱説明書】ページを開き破損した部品と交換になる部品の価格表をチェックしてみました。

使っているシリーズと該当となる番手を確認し、分解図・価格表の部分の「価格表を見る」を開きます。

するとパーツが番号に分かれており、破損した部分とそのパーツ番号を照らし合わせてその部品の価格をチェックしてみます。

私が破損したパーツはガイドではなく、ロッドの上の部分がポキっと折れている状態です。

上記のロッドが折れた部分はシマノのページのパーツ番号でいうと「0001」という番号の箇所になります。

となると今回修理を免責なしで行う場合はパーツ代として19,030円の修理費用がかかるという事になります。

各メーカーの修理費・パーツの確認用サイト

たにせん

パーツ一覧表はメーカーによっては図などがなくパーツ品番のみとなっているケースが多いので、見ても変わりづらい場合は最寄りの釣具屋さんに破損したロッドを持ち運び、相談してみるのも良いと思います。

ロッドが折れた場合の対処まとめ

私が実施にロッドを折ってしまった体験談からまとめると

  • 破損したロッドや部品は釣り場ですべて回収する
  • ロッドの保証書と期間、免責をチェックする
  • 購入した日を証明できるレシートや領収書等を用意する
  • 最寄りの釣具屋さんを通して修理依頼をする

これらの適切な対処と必要な書類を用意することが最も重要です。

たにせん

もちろん購入した金額を上回る修理費用の見積もりを出されてしまうことも可能性はゼロではないので、その場合は潔く諦めて自分で修理を試してみるか新しいロッド購入を検討するしか無いでしょう。

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