【インプレ】22ステラのC2500Sはエギングに最高の相性だった。

【インプレ】22ステラのC2500Sはエギングに最高の相性だった。

「シマノの最高峰リールでイカをかけてドラグ音で興奮したい」そういう理由で22ステラでエギングをしてみたいと考えている方は少なからずいるのではないでしょうか。

私もその中のひとりでしたが、22ステラのC2500Sを実際に使ってみてエギングリールとして最高に相性が良かったのでその理由についてざっくりですが紹介していきます。

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エギングで22ステラは何番手を使っている or 使いたいですか?

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もくじ

22ステラはC2500S or 2500Sで番手は正直迷った

22ステラはエギングに適した番手として定番の2500S、C3000SDHのダブルハンドルタイプなどがありますが、ロッドの軽量化が進む中、C2500Sも候補に入れて考えている方も少なからずいると思います。

22ステラC2500S

私は結果的に22ステラのC2500Sがエギングメインのリールとなっていますが、このリールは8万円台と手軽に購入できる代物ではなく、慎重に検討したいと考えていたところで「C2500S」にすべきか「2500S」にするべきか数日間悩んでいました。

最近のエギングロッドは8ft前半であれば余裕で100gを切ってきます。またエギングでもっとも重要な「ロッドを下に向けてフォールでアタリを待つ時」リールが軽い方が先重り感が程よく出てくれるのでテンションを張っている穂先により手感度として集中できるんです。

たにせん

この感覚については個人差があるとは思いますが、ロッドよりリールの自重の方が手に持った時に目立ってしまうと闇夜などは特に穂先へ神経が届かない・・と感じてしまうのは私だけでしょうかね^^;

そんな理由から今所有しているエギングロッドを使っていくのであれば、エギングリールの自重が200gを超えてしまうとどうしても今までの自分のエギングスタイルのバランスを崩してしまうんです。

ステラC2500Sと2500Sの比較

C2500S2500S
重量175g205g
ハンドル長さ45mm50mm
最大ドラグ力3kg4kg
最大巻上長
(ハンドル1回転)
70cm75cm
PE糸巻量0.6-200,0.8-150,1-1200.6-200,0.8-150,1-120

ちなみに22ステラを使う前は、20ルビアスのLT2500S(175g)を長い間使ってきたので、この軽さと同じバランスでタックルで変わらないアクションを行いたいと考えると、やはり1000番ボディではありますがC2500Sが最も気になる番手となっていました。

ただ1000番ボディとなるとライトゲームメインの番手でしょうからエギングにとってはパワー不足などの懸念は正直ありました。

結論:C2500Sを選んで自分には正解だった

釣具店で今までのロッドへの2500番とC2500番と両方のセッティングを試してみると、やっぱり175gの軽量タイプがしっくり来るのが間違いなく、今まで体に染み付いたタックルの重量バランスやプレイスタイルをじっくり考えて悩んだ結果C2500Sにしました。

実際にエギングを行ってみると、エギに対して巻重りをするどころかスムーズに巻ける・・。そして巻きじゃくりのスピードもピッタリでラインメンディングするにはちょうどよい。

またキロを超えるイカをかけても全然パワー不足を感じず、この番手が1000番ボディとは思えない有り余るパワーで巻き取れるのは流石ステラだと感じました。

ちなみにエギングロッドはシマノのセフィアXRのS79M、もしくは高い堤防ではS83MLを使っています。基本的にはランガンスタイルで軽快に探っていきたい時にこのロッドの操作性が好みです。

またじっくり探る時やツツイカ系の小型イカに対してはソリッドティップのエメラルダスMXの86MLや711MLMを使います。

どちらにしても22ステラのC2500Sとのタックルバランスは良いです。

22ステラC2500Sで1.4キロオーバーのイカ

1.4kgのアオリイカを釣った時はステラの金属ボディと金属ローターのおかげなのか、全然余裕でイカを寄せてこれました。

ここがステラでしかなし得ない軽量ボディを超えるパワーなのかなと。

1kgオーバーのイカをかけた時も、イカが抵抗する時はドラグがしっかりと対応してくれ、落ち着けば余裕で巻いてこれますし、逆に抵抗をあまり感じなくてイカを引き上げるまではあまり大きくないんじゃないかと錯覚したほどでした。

22ステラC2500Sで2.2キロのイカ

流れの強い磯場で2kgオーバーのアオリイカと対峙した際にはイカの全力の後退の際には一瞬ドラグがズルズル走っていくものの、イカが落ち着けば余裕で寄せてこれるパワーです。

2キロオーバー VS 22ステラC2500S

C2500Sの懸念されていたパワー不足やドラグ力、エギを巻きしゃくりする時の重さや抵抗は全く感じず本当に1000番ボディなの??と感じるぐらいこの22ステラのパワーはすごいと感じました。

エギングは常にしゃくり続けていく釣りスタイルですし、175gのタックルバランスに慣れている自分の体には205gの2500Sを選ばず、C2500Sを選んで結果的に正解でした。

あまりエギをこちらに寄せすぎずじっくり攻めたい部分もあるので、ギアはノーマルギアをメインとしていますが、風が強いシチュエーションなどで糸ふけやが出やすい場合、すぐにラインテンションを張りたい時はハイギアでも良いかなと感じます。

22ステラC2500Sでエギングにおいてのドラグの微調整、シャクった後のラインメンディング、かけた時のトルクの強さなど全てにおいてバランスが良く使いやすいです。

たにせん

実際に他の2万円台の1000番ボディでエギングをやってみたら巻きも重く、エギの水中による抵抗てしゃくる時に完全にリールが負けていたので、これは22ステラだからこそ行ける番手なんだろうと思います。

ドラグのきき具合はすごく良い

今まで使っていたリールは20ルビアスのLT2500はどうしてもドラグ追従機能(ATD)が効きすぎて、しゃくる時にドラグの出方がばらつきがあり毎回ドラグノブの調整などすごく操作しづらいなという部分がありました。

たにせん

22ステラのドラグは設定した値でしっかりと固定されてくれますし、イカがかかった時には引きに合わせてドラグが出てしっかりといなしてくれる微調整が効くので「これが価格の差か、、」と改めて感じた部分もあります。

もちろん20ルビアスも長く使ってきてすごく良いリールですし、スプール部分にベアリングを入れたりなどの調整をすると良くなるとは思うので今度やってみようとは思っていますが、22ステラほどの使い心地は明らかに厳しいでしょうね。

ドラグがガチガチに締めて30超えるアカハタをゴリ巻きでも余裕です

22ステラC2500Sのドラグをガチガチにしめてゴリ巻きしてもアカハタは余裕

1000番ボディの22ステラC2500Sでも40cm超えのイナダクラスは余裕で対応できました。

またなんといっても上品なドラグ音。20ルビアスのドラグ音も好きでしたが、魚をかけた時も普段からエギングでシャクっていても心地よい高音でテンションを底上げしてくれます。

スーパースローオシュレートで飛距離は確かに伸びてるかも

22ステラのスプールはスローオシュレートの密巻きとロングストロークスプールで飛距離が伸びるということでしたが、たしかに前に使っていたリールよりも糸がさらっと出てれ若干ではありますが飛距離は伸びているとは思います。

でも格段に伸びているというよりは数メートルというレベルなのであまりここは恩恵は感じません。

たにせん

あとスローオシュレートの密巻きに関しても普段使っている時にリールを見ることがほとんどないのであんまり実感がわきませんが、それよりも巻き心地は最高だと思います。

密巻きはラインに気を使わないとバックラッシュする

ステラのこのインフィニティーループ(密巻き)と言われる機構はどうしてもライントラブルが起きる人と起きない人で両極端で分かれているようですが、ラインメインディングをちゃんと行っていない場合にはバックラッシュが起きてしまいます。

いまでこそ慣れてきたのでバックラは少なくなりましたが、これからエギング始めたいという初心者の方には正直密巻きはPEラインを無駄にしてしまうこともあるのであまりおすすめしません。

https://twitter.com/tanisengyo/status/1682266222711422976?s=20

他のリールはいくつも所有していますが、やはりステラは特にこのライントラブルに見舞われる可能性が多少高いかなと思っています。

密巻きのトラブルを避けるポイントとしては

  • 道糸を巻きすぎない(MAX200mでも150mぐらいにする)
  • PEラインにオイルスプレーをかけてメンテする
  • ラインメンディングをしっかり行う
  • フェザリングでローター側の糸のテンションを張った状態で巻き始める

などの対策でバックラッシュはほとんど無くなりました。

これは釣りの基本テクニックにも重要なことなので、密巻きのステラを長く使いたいのであればやはり習得していくべきスキルなのではないかなと感じます。

たにせん

初心者でも上手に使えるのが高級リールのあるべき存在という意見も分かりますし、ラインに気をつけて使用していかなければならないんだなという両方の考えがあってちょっと複雑ですが、それ以外は文句がないのでこここれは22ステラを使いたいなら所有者が慣れていくしかないです。

22ステラは初期ロットは購入しないのが良いと思う

密巻き機構によるバックラッシュの頻度が多いのは主に初期ロットだと感じていて、私はその後にもう一台、それ以降に製造されたモデルを使っています。

気をつけなければバックラッシュするのは間違いありませんが、明らかに初期ロットよりはマシになっていると感じます。

ステラの外箱の底面にシールが張っていない場合は初期ロットの可能性があり、青シールがあるのはそれ以降の製造モデルのようです。

箱の裏に青シールが張っている場合は初期ロット以降の製造

今は判別が出来なくなっているようですが、中古品を店頭でチェックする際にはこちらも一応確認してみると良いかもしれません。通販の場合は判別は難しいです。

エギングにステラは必要無いけども「使ったら戻れない」は本当

エギングにステラは必要ないけども、一度使ったら他のリールが物足りなくなる

22ステラは約8万円ほどの値段ですし、8万の予算があれば2万円弱のコスパがよいリールを4つほど違う番手で揃えられる価格です。

でも私が実際に使ってみて感じたのが

  • 釣れない時間に最高の使い心地をより実感できる
  • 小型番手でも大型イカと戦えるトルク
  • 心地よい甲高いドラグ音
  • ラインメンディングがスムーズな巻き心地

今まで使ってきたリールでは感じなかった「最高の使い心地」はステラでなければ味わえないのは本当です。

たにせん

そして価格は高いけども数年経った後でも不具合なく使い続けられるということであれば最終的にコスパは良いと感じるんでしょうね。

購入する前までは「本当にステラ必要か?」と思っていたんですがステラを使ってしまうともう他のリールに戻れないというのは本当でした。

一世代前は20ルビアス

20ルビアスもエギングのリールにおすすめ

二世代前は20レブロス

限りなく予算を抑えるならダイワのレブロスもエギングに◯

エギングを専用タックルでやり始めてからはもう5年ほどなりますが、「レブロス」「20ルビアス」「ヴァンフォード」「エアリティ」と使ってみて22ステラにて「自分のエギングスタイルはこれで完全に決まったわ」となりましたがエギンガーがタックルの沼にハマるのもなんだか分かります笑

これからエギングを始めたい方は22ステラをエギングで使いたい考えている方もいるとは思いますが、ちょっと予算について真剣に向き合ってください笑

現在のメインは22ステラor23エアリティをローテーション

シマノにこだわりがなければ、23エアリティもエギング向き

密巻きに不安があるのであれば、私的には23エアリティ、そして24ルビアスあたりがおすすめできます。

新しく発売された24ルビアスはライトエギング用でおすすめ

24ルビアスもエギングには最適
参考:24ルビアスのインプレ

実際にはステラでなくてもセフィア・ヴァンキッシュ・ヴァンフォード、ダイワにはエメラルダス・エアリティ・ルビアスなどエギングに向いているリールは山程あります。

たにせん

でもステラを使いたいんですよね?私もそうでしたから笑。

すでに何度もエギングを実践している中級者以上には22ステラをおすすめしますが、これからエギングを始めようという方はステラにたどり着く前にコスパが良いリールなど色々試してみるのが良いと思います。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 自分は2500sを買ってエギングで使ってます。巻きは最高ですが、手元にずっしりきてしまうので確かにc2500sの方が良かったかなと後悔してます。メルカリに出してメルカリでc2500s入手しようかな。

    • 私は逆に2500sが気になっています笑。。でも今エギングロッドがどんどん軽量化しているので確かにc2500sのがバランス的には良いかもしれませんね。

    • そうですよね、1000番ボディでしたよね。ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。

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