操作性と剛性を両立しつつ、エアドライブデザインでよりクイックに軽快な操作ができるようになった24セルテートですが、その中でも一番人気の番手となる「LT4000-CXH」の実機インプレです。
![19セルテートから乗り換え](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/234sieite.jpg)
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
使用感や操作性は私の中でもお気に入りのスピニングリールの一つだったので24セルテートでどれだけ進化しているのかを比較もしているので参考にしてみてください。
24セルテート LT4000-CXHのインプレ
![24セルテートLT4000-CXHのインプレ](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/D4944F64-D955-4BEE-8291-EC92A67F7826_1_105_c-1024x683.jpeg)
24セルテートの番手選びは正直かなり迷いました。
利用用途がシーバス、サーフフィネス、ロックフィッシュ、スーパーライトショアジギングが多いので、この全てにおいて万能に使えそうな4000番、そしてエクストラハイギアの「LT4000-CXH」を選択しました。
![24セルテートの付属品](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/8CD3DA70-04D8-4183-9E13-6B50A3E265E3_1_105_c-1024x683.jpeg)
付属品はちょっとしたリールカバーとSLP+のメンテナンス・アフターサービスの冊子程度でシンプル。
![24セルテートはエアドライブデザインを搭載し、低慣性で巻きが軽い](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/FA11D880-B868-4C1C-B1E1-3AF73009E585_1_105_c-1024x683.jpeg)
大口径ギアに22イグジストや23エアリティに採用されているエアドライブデザインを搭載し、スプール、ローターも軽くなっているので、実際に巻いてみると19セルテートよりも更に低慣性化しています。
ベアリングを2つ追加でフルベアリング化できる
![24セルテートはベアリングを2個追加すればフルベアリング可能](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/02/DSC03544-1-1024x683.jpg)
24セルテートはすでに10個のベアリングを搭載しており、2個追加するだけで最上級のイグジストと同じ12個のフルベアリング化をすることが可能です。
追加箇所も分かりやすく簡単です
19と24セルテートを比較
19セルテートはライトショアジギングメインで使っていて非常に気に入りまだ所有していますが、今回24セルテートを手に入れた事により手放そうかと考えています。
左が19モデル、右が24モデル
![19セルテートと24セルテートの比較](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/F51C962F-3DB4-43A6-AE7B-A14380B7D2D6-1024x683.jpeg)
デザインはパット見では19モデルと変わらないように見えますが、ローターの形状なども大きく変わりより洗練されたデザインになっています。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
19がガソリン車で24が近代的な電気自動車のような、よりシンプルなデザインに洗練されています。
左が19モデル、右が24モデル
![エアドライブデザインで19よりも24瀬セルテートは洗練されている](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/BAECFDE4-281B-4BB5-8379-9D561986DA81-1024x683.jpeg)
またベールも19モデルより細くなり24セルテートはよりコンパクトになっているので、ベールの開閉時のもっさり巻がかなり減っています。
左が19モデル、右が24モデル
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/67413487-8C0E-435D-9147-24EF4FD6033D-1024x683.jpeg)
モノコックボディや超々ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギアは変わらずといったところですが、エアドライブデザインによって今までの剛性やトルクをそのままに操作性が大きく向上したことになります。
ドラグやベール開閉は大きく変わっています
ベールの開閉はよりシマノチックになり、開いたときのカチっというサインがシマノリール出身としては嬉しいポイント。
![](https://tanisen.jp/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
24セルテートの実釣インプレ
![24セルテートの実釣インプレ](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/serudoragu-1024x576.jpg)
24セルテートは最近私がハマっているロックフィッシュやサーフフィネスといった軽量リグ+ワームを使ったじっくりした誘いたい釣りにおいて、操作性もパワーの面でも最も適したリールです。
低慣性によって大型番手でも軽快な操作ができる
24モデルから採用のエアドライブデザインによる低慣性化によって「巻いて止める」が更にクイックにできるようになっており、ハイギアでも巻きすぎを防止することができます。
![24セルテートは巻いて止めるの操作がクイックにできる](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/deuhgi.gif)
例えば「軽くシェイク」▶「糸ふけを取る」▶「フォール」▶「ラインメンディング」といった細かな動作がアジングのように軽快に行えることです。
半回転、さらには1/4回転でもパッと巻を止められる上に、根掛かり回避には1回転/99cm(4000番ハイギア)の巻取り量で素早く回収も可能なのはありがたいです。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
このセルテートは低慣性によりノーマルギア・ローギアではなくハイギア・エクストラハイギアでもリグの移動距離を最小限に抑えつつ魚を誘え、コントロールがし易いのも最大の特徴でしょう。
逆にメタルジグや自重のあるルアーを遠投して激しくしゃくる場合などは慣性がある程度効いていたほうがよいのですが、24セルテートでも十分ショアジギングでも使えるので慣れれば全く問題ないです。
魚を寄せるトルク・パワーが強い
![24セルテートはゴリ巻きでも余裕のファイルとができる](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/shgsg4ora-HD-1080p.gif)
24セルテートは19セルテートには搭載されていないエアドライブシャフトによって、摩擦抵抗が減り、ハンドル操作をよりローターの回転に向けて最大限に繋げられ、更なるパワー向上に貢献しているのではないかと思います。
![24セルテートでマゴチ](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/60AD73CF-A0F7-47D1-8136-5757ECAD2F58_1_105_c.jpeg)
実際に24セルテートを使ってみて、魚をかけたときの巻き上げは中型魚程度であれば少しファイトに物足りないと思えるぐらいのパワーがあり安定さがあります。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/CF7E3EE5-2921-409B-BA41-B80E06D5A69C_1_105_c.jpeg)
![24セルテートで30センチこ超えるカサゴも余裕のゴリ巻き](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/D42245C3-A39A-4729-B124-C343C25D185A_1_105_c.jpeg)
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
特にロックフィッシュなどは根からいち早く剥がしたい魚なので、ゴリ巻き時もパワーが向上したトルクのおかげで、魚に主導権を与えず逃す可能性を最小限に減らすことができるようになっています。
LT4000-CXHなら1回転の巻取り量が99cmのおかげもあって根を避けての手早い回収もスムーズ。
![24セルテートでドラグガチガチに締めていてもトルクが強いのでグイグイ寄せれます。](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/325AF087-288E-4644-BB8A-D8E81544D159_1_105_c.jpeg)
またロックフィッシュ以外では大きめのマゴチもドラグガチガチに締めてファイトしてもグイグイ寄せてこれるパワーがあります。
番手は3000や4000のハイギア以上が万能タイプ
![24セルテートの3000番、4000番あたりは万能タイプ](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/F5411CC9-2283-4FB3-8BB2-1FD962DEE46F-1024x683.jpeg)
エギングをメインとして使うのであれば、2500番、ライトゲームでは2000番となりますが、3000以上の番手であっても小型番手に引けを取らない操作性がこの24セルテートの最大の魅力です。
左がエアリティ、右が24セルテート
![23エアリティと24セルテート](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/91EB7566-8260-4E66-ADCA-228F1652B32E-1024x683.jpeg)
もちろんよりクイックな操作を行いたいのであれば、エアリティやイグジストを選ぶのが良いですが、コストを抑えつつも剛性・操作性・パワーも兼ね備えているのは24セルテートしかないでしょう。
ライントラブルも全くなし
![24セルテートはライントラブルもなくストレスフリー](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/sfgehoa-1024x576.jpg)
24セルテートのライバル・比較対象となる、24ツインパワーとどちらかで迷っている方もいると思います。
私の経験上、22ステラを2500と3000番の2台を所有しており、密巻きによるライントラブルは何度か経験済みです。
デイゲームではなく特に夜釣りメインの方でフェザリングやサミングが十分に出来ていない状態のままキャスト後にリールを目視できないような状況が多い方などは正常に巻かれていない場合を把握できないので、それがバックラッシュの原因となる場合が多いです。
![](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2022/01/23E65929-954E-4784-87F7-0FFA87F87A80-1-150x150.jpeg)
22ステラと同じ密巻き機構である24ツインパワーでもこのトラブルが絶対に起こらないとは確実に言えないため、磯場や予備スプールがない状態でタックル一本で密巻きリールで望むのはリスキーですし、大事な時合やチャンスを逃してしまう可能性は限りなく減らしたいので、私は結果的に24セルテートを選びました。
24セルテートなら多少雑に扱ってもこういうライントラブルには見舞わる可能性は大幅に少ないので、時合が短い大事な釣り時間にこそトラブルレスなリールを選びたいですね。
![](https://tanisen.jp/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
【結論】24セルテートは汎用性と完成度が高いリール
![24セルテートを使ってみた感想はより完成度が高くなったリール](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/33E57CBD-A43C-4651-A6ED-15C6BD22770A_1_105_c-1-1024x683.jpeg)
24セルテートをサーフ、磯、堤防、テトラなど様々な釣り場で一通り使ってみた感覚からするとこれ以上のミドルレンジので万能なリールは他にないんじゃないかと感じました。
- 低慣性によるクイックな操作
- 中型以上の番手でも軽めのリグの操作性がよい
- HIT時の巻き上げトルクが強い
- ボディの剛性感が高い
- ベールの開閉操作がシマノっぽくなった
- ドラグサウンドが良くなった
取り上げれば色々ありますが、特にハイギア・エクストラハイギアでも低慣性でクイックな操作が実現できている点で今のダイワのエアドライブデザインがどれだけ優秀であるかを実感しています。
![24セルテートはいろんな釣りに使うならLT4000-CXHが万能すぎる](https://tanisen.jp/wp-content/uploads/2024/05/C370DFC8-744B-4E1E-99BB-625125AD6B4E_1_105_c-1024x683.jpeg)
そして特にLT4000-CXHはいろんな釣りにおいても特にバーサタイル(万能)に使えるモデルで、これを1台持っておくとなんでもできるのですごくおすすめします。
![](https://tanisen.jp/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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