ロックフィッシュで狙うハタ系でキジハタは釣っても楽しく味も絶品の人気のターゲットですが、ワームでも釣れるゲーム性が高い対象魚です。
キジハタをこれから釣りたい人、もっとサイズアップを狙いたい人、数を釣りたい人に向けて実釣体験からおすすめできるワームとについて解説します。
私は鹿児島の漁師家系の人間で釣りは幼少期からやっています。ただしプロではありません。自分の長年の経験による釣り方やパターンの内容で解説しているので参考程度で見てください。
キジハタにおすすめのワーム
キジハタには甲殻類、小魚それぞれのパターンがありますが、カニやエビを模したホッグワーム・クローワーム系が最もキャッチ率が高くおすすめです。
釣れたキジハタから出てきたベイト
よく行く釣り場の岩場あたりでカニを見かける頻度が高ければなおさらですが、小魚系のワームよりも甲殻類系のワームが大半がマッチザベイトとなり安定した釣果につながりやすいです。
ここでは釣果が出しやすい甲殻類を模したワームを中心に実績のあるワームを紹介していきます。
ハタ喰い蝦 | クレイジーフラッパー | バグアンツ | キジハタホッグ | ハタ喰い鵺 | |
アピール力 | |||||
---|---|---|---|---|---|
食わせ能力 | |||||
飛距離 | |||||
ワームの強度 | |||||
コスパ | |||||
おすすめサイズ | 3インチ | 2,8インチ | 3インチ | 3インチ | 4.2インチ |
安く変える場所 | 楽天 | Amazon | Amazon | Amazon | 楽天 |
ハタ喰い蝦
ハタ喰い蝦はルーディーズがら販売されているエビにそっくりなワームでかつえびフレーバーも配合されており、甲殻類が主食なキジハタにとってこれ以上に魅力的なワームはありませんし実釣性能も抜群です。
アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ |
デイゲームでナチュナルな「オレンジシュリンプ」カラー
モエビやボイルなどのオレンジ系は王道、そして低活性時にはオレンジシュリンプや赤エビなどのナチュラルですごく反応が良く、暗い時間帯は点発光のグローマスカットやグロー桜もおすすめです。
ナイトゲームで強い「ボイル」カラー
新色の「レモンメロン」カラー
Amazonは価格が高いので楽天やヤフーでまとめ買いがおすすめ
参考:ルーディーズ公式
クレイジーフラッパー
ザリガニ系ワームとしては最強にアピール力が高く、少し離れた根魚をも寄せてくる集魚効果も高いケイテックのクレイジーフラッパー。
アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ |
とにかく少し動かすだけでフラッパーテールがはためくように動きを行い、短めのフォールであっても圧倒的な存在感を示すことができ高活性時なら飛びつくこと間違いないワームです。
またワーム自体にイカ成分配合もされており、匂いによる集魚効果も期待できます。
522ウォーターメロンフラッシュ、519エビミソレッドコパー、407デルタクロー。
クレイジーフラッパーはアタリも多く集魚効果が抜群なワームですが、それに引き換え素材が弱く太めのオフセットフックで何度か刺し直しをしてしまうとズレやすくすぐに使えなくなるのが難点です。
参考:ケイテック公式
バグアンツ
ロックフィッシュではもはや定番となっているエコギアのバグアンツは柔らかな素材ながらも強度もあるバランスワーム。
アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ |
特に低活性時にボトム中心でネチネチ誘う場合にはあまり胴体が振動せず、長めの触覚でさりげないアピールで食わせに特化しています。
バグアンツはリフト&フォールよりも基本的に底からあまり浮かさず、ボトムシェイクやズル引きでの使い方が低活性のキジハタに効果的です。
ロックフィッシュインパクト、パンプキンカモフラージュ、ホタルイカ(夜光)、ホットオレンジフラッシュがボトム中心で狙うなら喰いも良くおすすめ。
参考:エコギア公式
キジハタホッグ
同じくエコギアのキジハタホッグはキジハタを本気で狙うなら持っておいて損はないワームの一つで、大きめのアームがフォールやスイミングで常にバタバタと動き猛烈なアピール力があります。
アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ |
また重心が肉厚なボディ側にありキャスト時の空気を適度に逃がせるため、この形状のホッグワームではかなりの飛距離を出すことが可能です。
フォール時の波動がじっとしているキジハタにとって気になる存在となるので、リフト&フォール中心の誘いにおすすめのワームです。
色はロックリッシュインパクト、ケルプジャングルチョイス、ナチュラルゴールド、ナチュラルゴールドがおすすめ
参考:エコギア公式サイト
ハタ喰い鵺
ボトムバンピングやリフト&フォールだけではなく、ボトムシェイクやスイミングにも応用できるルーディーズから新しく発売されたワーム。
アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ |
タイラバ要素もあり、他のホッグワームやグラブ系のワームよりもアタリが増えるので、キジハタが釣れない時はこれ一つで幅広い魚種を狙うことも可能です。
リフト&フォールでもシェイクでもラバーのおかげでアピールも高く食わせ能力も抜群で、最もバランスが良いサイズは4.2インチですが、大型狙い一択なら5インチがおすすめ。
スレた場面ではモエビ、グリパンが王道。ナイトゲームではウォーターチャートなどもおすすめ。
公式:ルーディーズ
【おまけ】パワースクイッド(イカ系ワーム)
通っている釣り場がエギングやヤエンなどのイカの釣果が盛んな地域であれば、イカの新子を模したエコギアのパワースクイッドというイカワームもおすすめ。
アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ |
素材自体は固めに仕上がっていますが、フォール姿勢や全体フォルムを見るとみるとまさにイカなので、甲殻類の他にイカも捕食している場合には思わず口を使いたくなるワームの一つ。
これらのワームを使ってキジハタの釣り方はこちらで解説しています。
【おまけ】小魚ベイト系
キジハタは地域やシーズンによって小魚系(イワシ・キビナゴ)のベイトを捕食している場合もあり、甲殻類ワームに反応しない事もあるかもしれません。
小魚ワーム系に使う仕掛けもテキサスリグやフリーリグ、直リグでも対処できますが、できればジグヘッドがおすすめできます。
バルトと同じエコギアから販売の20g~のスイミングテンヤが最適
キジハタのワームサイズは「3インチ」が基本ベース
サイズは3インチ(約7.6cm)が最もちょうどよいバランスのサイズで、これ以上大きくなると飛距離が落ちてしまいますし、フックのサイズもそれに伴い大きくしなければなりません。
常に大型を狙いたいなら3.5インチや4インチを選択しても良いと思いますが、中型・大型をバランスよく狙える3インチをベースで考えて良いと思います。
成長速度が遅いキジハタは私は30センチ以下はリリースしているので、短い時合の場面ではリリース対象となる小型がHITして時間が取られないように、最低でも3インチ以上、そしてフックも#1以上で中型〜大型を狙い定めて探っています。
キジハタのワームのカラー(色)は最低でも3種類
カラーはあまり関係ないと言われていますが、カラーローテーションでキジハタの釣果が変わるという経験は何度もあるので「赤(ナチュラル)」「緑(擬態カラー)」「オレンジ(アピール)」をベースに3種類を用意しておくと良いです。
- 闇夜や目立たせたい時はオレンジ系
- 月夜や藻場が多い場所は緑系
- 低活性時やデイゲームはナチュラルな赤茶系
私はこういう使い方をしています。
また明るい時間のデイゲームが多い方は+αでクリア・ケイムラ系(ホロ/ラメ)カラーがあると良いでしょう。
ワーム収納におすすめのケース
ここで紹介したワームをひとまとめに収納したいのであれば、メイホウのVS-3010NSの浅溝タイプがおすすめで、サイズに合わせて仕切り板で自由にスペースを調整できます。
また価格もAmazonだと釣具店よりも安く500円以下で購入できます。
日中はキジハタの前にフグによるワーム攻撃が悲惨
陽が上がっているド日中(デイゲーム)ではキジハタをワームで狙っている方の大半が幾度となく悩まされることになるのはフグの猛攻です。
夜はあまりフグにやられませんが、明るい時間にフグがいるポイントへ流してしまうと大事なワームが一瞬にしてかじられてしまいます。
フグ対策でハードルアー系ならブレード付き
ワームを取り付けるたびにフグにやられてしまっては場所移動を検討しなければならないぐらいのレベルになることも多々ありますが、ハード系ルアーを使えば回避できます。
ド日中でスイミングさせたい場合やフグなどの餌取りにワームをかじられそうなら根掛かりしにくいブレード付きのプラグ系をボックスに忍ばせおきサーチ用として使うのもよいでしょう。
魚極ペンは上向きフックと日中アピールに強いブレードが付きのロックフィッシュに適したシンキングペンシルで、私もワームと合わせてボックスに常に忍ばせています。
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