【実機インプレ】24セルテートの「LT4000-CXH」が万能すぎた。

24セルテートの実機・実釣インプレ。人気番手は万能すぎた。

操作性と剛性を両立しつつ、エアドライブデザインでよりクイックに軽快な操作ができるようになった24セルテートですが、その中でも一番人気の番手となる「LT4000-CXH」の実機インプレです。

19セルテートから乗り換え
https://youtu.be/ZnWghQeyA0k?t=80

セルテート自体は19モデルから使用し始めて、シマノをずっと使い続けてきた私がダイワのリールを気に入りその後に23エアリティを買うなどのきっかけを作ってくれたリールです。

たにせん

使用感や操作性は私の中でもお気に入りのスピニングリールの一つだったので24セルテートでどれだけ進化しているのかを比較もしているので参考にしてみてください。

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もくじ

24セルテート LT4000-CXHのインプレ

24セルテートLT4000-CXHのインプレ

24セルテートの番手選びは正直かなり迷いました。

利用用途がシーバス、サーフフィネス、ロックフィッシュ、スーパーライトショアジギングが多いので、この全てにおいて万能に使えそうな4000番、そしてエクストラハイギアの「LT4000-CXH」を選択しました。

また24セルテートの人気番手がこのLT4000-CXHということで、シーバスをメインとしている方もこの番手を選んでいるようです。

24セルテートの付属品

付属品はちょっとしたリールカバーとSLP+のメンテナンス・アフターサービスの冊子程度でシンプル。

24セルテートはエアドライブデザインを搭載し、低慣性で巻きが軽い

大口径ギアに22イグジストや23エアリティに採用されているエアドライブデザインを搭載し、スプール、ローターも軽くなっているので、実際に巻いてみると19セルテートよりも更に低慣性化しています。

ベアリングを2つ追加でフルベアリング化できる

24セルテートはベアリングを2個追加すればフルベアリング可能

24セルテートはすでに10個のベアリングを搭載しており、2個追加するだけで最上級のイグジストと同じ12個のフルベアリング化をすることが可能です。

追加箇所も分かりやすく簡単です

19と24セルテートを比較

19セルテートはライトショアジギングメインで使っていて非常に気に入りまだ所有していますが、今回24セルテートを手に入れた事により手放そうかと考えています。

当然ながら19モデルと比較してもいろいろな面で進化しているのは間違いないです。

左が19モデル、右が24モデル

19セルテートと24セルテートの比較

デザインはパット見では19モデルと変わらないように見えますが、ローターの形状なども大きく変わりより洗練されたデザインになっています。

たにせん

19がガソリン車で24が近代的な電気自動車のような、よりシンプルなデザインに洗練されています。

左が19モデル、右が24モデル

エアドライブデザインで19よりも24瀬セルテートは洗練されている

またベールも19モデルより細くなり24セルテートはよりコンパクトになっているので、ベールの開閉時のもっさり巻がかなり減っています。

左が19モデル、右が24モデル

モノコックボディや超々ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギアは変わらずといったところですが、エアドライブデザインによって今までの剛性やトルクをそのままに操作性が大きく向上したことになります。

ドラグやベール開閉は大きく変わっています

ベールの開閉はよりシマノチックになり、開いたときのカチっというサインがシマノリール出身としては嬉しいポイント。

更に19モデルではなかなか不評だったドラグ音も大きく改善されて、より金属音を感じさせるサウンドに変わっています。

24セルテートの実釣インプレ

24セルテートの実釣インプレ

24セルテートは最近私がハマっているロックフィッシュやサーフフィネスといった軽量リグ+ワームを使ったじっくりした誘いたい釣りにおいて、操作性もパワーの面でも最も適したリールです。

低慣性によって大型番手でも軽快な操作ができる

24モデルから採用のエアドライブデザインによる低慣性化によって「巻いて止める」が更にクイックにできるようになっており、ハイギアでも巻きすぎを防止することができます。

24セルテートは巻いて止めるの操作がクイックにできる

例えば「軽くシェイク」▶「糸ふけを取る」▶「フォール」▶「ラインメンディング」といった細かな動作がアジングのように軽快に行えることです。

半回転、さらには1/4回転でもパッと巻を止められる上に、根掛かり回避には1回転/99cm(4000番ハイギア)の巻取り量で素早く回収も可能なのはありがたいです。

23エアリティは更にクイックな操作が実現できますが、エアリティよりも価格が安く剛性の高いセルテートの大型番手でもこのような操作を行えるのは素直にすごいことです。

たにせん

このセルテートは低慣性によりノーマルギア・ローギアではなくハイギア・エクストラハイギアでもリグの移動距離を最小限に抑えつつ魚を誘え、コントロールがし易いのも最大の特徴でしょう。

スーパーライトショアジギングで青物相手でも軽快

逆にメタルジグや自重のあるルアーを遠投して激しくしゃくる場合などは慣性がある程度効いていたほうがよいのですが、24セルテートはそこにさらにクイックで繊細な動作を付け加えられます。

ワンピッチジャークよりさらに細かいハーフピッチジャークなど、ジグをより自在に操れるのもこの24セルテートの機能面が優れている理由の一つです。

中型・大型のためにドラグはベアリングを追加がおすすめ

今後対峙するであろう大型のフィッシュイーター相手にセルテートのドラグ機能をアップさせるにはベアリングを追加しておくことをおすすめします。

ドラグはそのままでも優秀ではありますが、2個追加するだけでダイワの最上級リールのイグジストと同じ12個のベアリング仕様になります。

魚を寄せるトルク・パワーが強い

24セルテートはゴリ巻きでも余裕のファイルとができる

24セルテートは19セルテートには搭載されていないエアドライブシャフトによって、摩擦抵抗が減り、ハンドル操作をよりローターの回転に向けて最大限に繋げられ、更なるパワー向上に貢献しているのではないかと思います。

24セルテートでマゴチ

実際に24セルテートを使ってみて、魚をかけたときの巻き上げは中型魚程度であれば少しファイトに物足りないと思えるぐらいのパワーがあり安定さがあります。

中型サイズの青物ならスイスイ巻けてしまほどのトルクがあるので、逆にラインに気を使ってしまうほど。

24セルテートで30センチこ超えるカサゴも余裕のゴリ巻き
たにせん

またロックフィッシュなどは根からいち早く剥がしたい魚なので、ゴリ巻き時もパワーが向上したトルクのおかげで、魚に主導権を与えず逃す可能性を最小限に減らすことができるようになっています。

LT4000-CXHなら1回転の巻取り量が99cmのおかげもあって根を避けての手早い回収もスムーズ。

24セルテートでドラグガチガチに締めていてもトルクが強いのでグイグイ寄せれます。

またロックフィッシュ以外では大きめのマゴチもドラグガチガチに締めてファイトしてもグイグイ寄せてこれるパワーがあります。

番手は3000や4000のハイギア以上が万能タイプ

24セルテートの3000番、4000番あたりは万能タイプ

エギングをメインとして使うのであれば、2500番、ライトゲームでは2000番となりますが、3000以上の番手であっても小型番手に引けを取らない操作性がこの24セルテートの最大の魅力です。

新しい24ラテオとの相性も最高

24セルテートは24ラテオとの相性も最高

シーバスやライトショアジギング、サーフなど幅広い用途で使うなら新しい24ラテオとの相性も抜群だと思います。

左がエアリティ、右が24セルテート

23エアリティと24セルテート

もちろんよりクイックな操作を行いたいのであれば、エアリティやイグジストを選ぶのが良いですが、コストを抑えつつも剛性・操作性・パワーも兼ね備えているのは24セルテートでしょう。

24セルテート
(LT4000-CXH)
23エアリティ
(LT4000-XH)
4000番ハイギアの比較価格相場:46,000円
重量:235g
ベアリング数:10
価格相場:52,000円
重量:200g
ベアリング数:11
たにせん

大型番手は多少なりともリール自体の重量バランスが肝となるので、エアリティだと自重が軽すぎて逆にタックルバランスが取りにくいかもしれませんね。

ライントラブルも全くなし

24セルテートはライントラブルもなくストレスフリー

24セルテートのライバル・比較対象となる、24ツインパワーとどちらかで迷っている方もいると思います。

https://twitter.com/tanisengyo/status/1682266222711422976

私の経験上、22ステラを2500と3000番の2台を所有しており、密巻きによるライントラブルは何度か経験済みです。

当初よりはサミングやラインメンディングで気をつけるようになったので、バックラッシュの頻度は減りましたが強風時などで軽めのリグを使ったり、ちょっとした糸ふけを油断して巻いてしまうとどうしてもトラブルが発生してしまうことが今でもあります。

デイゲームではなく特に夜釣りメインの方でフェザリングやサミングが十分に出来ていない状態のままキャスト後にリールを目視できないような状況が多い方などは正常に巻かれていない場合を把握できないので、それがバックラッシュの原因となる場合が多いです。

たにせん

22ステラと同じ密巻き機構である24ツインパワーでもこのトラブルが絶対に起こらないとは確実に言えないため、磯場や予備スプールがない状態でタックル一本で密巻きリールで望むのはリスキーですし、大事な時合やチャンスを逃してしまう可能性は限りなく減らしたいので、私は結果的に24セルテートを選びました。

24セルテートなら多少雑に扱ってもこういうライントラブルには見舞わる可能性は大幅に少ないので、時合が短い大事な場面にこそトラブルレスな24セルテートの恩恵は大きいでしょう。

【結論】24セルテートは汎用性と完成度が高いリール

24セルテートを使ってみた感想はより完成度が高くなったリール

24セルテートをサーフ、磯、堤防、テトラなど様々な釣り場で一通り使ってみた感覚からするとこれ以上のミドルレンジので万能なリールは他にないんじゃないかと感じました。

  • 低慣性によるクイックな操作
  • 中型以上の番手でも軽めのリグの操作性がよい
  • HIT時の巻き上げトルクが強い
  • ボディの剛性感が高い
  • ベールの開閉操作がシマノっぽくなった
  • ドラグサウンドが良くなった

取り上げれば色々ありますが、特にハイギア・エクストラハイギアでも低慣性でクイックな操作が実現できている点で今のダイワのエアドライブデザインがどれだけ優秀であるかを実感しています。

たにせん

エアドライブデザインは23エアリティや低価格帯の23レガリス24月下美人Xでこの機構のすごさを体感しているので、これを採用したリールを使っていない方はぜひ使ってみて使用感を確かめてほしいです。

24セルテートはいろんな釣りに使うならLT4000-CXHが万能すぎる

そして特にLT4000-CXHはいろんな釣りにおいても特にバーサタイル(万能)に使えるモデルで、これを1台持っておくとなんでもできるのですごくおすすめします。

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