エギングに使われるエギはメーカー製品だと平均して1個1,000円から高いもので1,500円ほどの価格設定ですが、ダイソーで販売しているエギはなんと110円で購入できます。
元々ダイソーでもエギはずっと販売されていましたが、2023年に新作として110円据え置きのままエギがリニューアルされて過去作よりもイカを釣りやすい仕様になりました。
新作ダイソーエギの種類は3色と3サイズ
新型となってリニューアルしたダイソーエギはカラーがオレンジ系、ピンク系、金色系の3色となり号数が2.5号、3号、3.5号の合計9種類が販売されています。
以前のダイソーエギは「エギスパート」という名称でしたが、今回のエギは「Squid Egi Jig」という名称に変更されています。
下地カラーはピンクとオレンジが「マーブル」、金色エギが「金色」なっており、今まで下地という表記がなかったのでより本格的なカラー仕様に変更されているようです。
色んな角度やカラー展開を見ても新作ダイソーエギはただの110円のエギではなく、より本格的で使えるエギになったのではないかと思います。
このように他社メーカーのエギと見た目を比べると、以前のダイソーエギを知っている方なら前よりもクオリティが増しているのが分かるかと思います。
ただ細かな部分の作りの粗さや耐久性の観点からすると圧倒的にメーカー釣具の方が安心感があるのは間違い有りませんが、これを110円で提供できるダイソーが恐ろしいです。
ちなみにダイソーは日本国内は3000店舗以上、海外でも2000店舗以上で世界に5000店舗以上もあるそうす。それだけ大きい企業なら素材の大量仕入れによるコストダウンも可能なのかな?と感じます。
旧作と比べ新型ダイソーエギの変更点
旧作のエギスパートは質素な布でのコーティングと黒いカンナによるちょっと微妙な仕様のエギでした。
旧作からの変更点は以下
- 無地下地からより本格カラーへ変更
- シンカーの形状が変更しフォールやアクションがより安定
- 黒塗装のカンナから無塗装の銀色カンナへ変更
- ライトで蓄光が可能になった
ダイソーの新作エギと旧作のエギを見比べてみると同じ110円のエギではありながら明らかに作り込みが違い、旧作エギは無地下地に対し、新作エギのピンクとオレンジに関してはマーブル模様の下地です。
シンカーの形状も旧作エギよりも丸みお帯びていかにもフォール姿勢が安定する形にリニューアルされています。
カンナに関しては手で軽く触ってみるだけでも刺さり具合は一目瞭然で、新作エギのカンナは軽い力を加えずとも「すっ」と刺さるような鋭さがあります。
私的に良いと感じたのが蓄光による夜行カラーとしても使えるようになった点です。ナイトエギングではエギの位置把握やアピールを強めたい時に有効です。
またすべてのカラーが同じような模様ではなく、同じマーブル下地のピンクとオレンジでもこの用に蓄光時に柄の見え方が変わります。
ダイソーエギの実釣インプレ
早速ダイソーエギ「Squid Egi Jig」を使ってエギングを実施してきましたが、使用感や実際の釣果についてまとめてみました。
①よく飛ぶ
2.5号のダイソーエギでキャストを行いましたが、とにかく飛行姿勢が安定しています。これはびっくりです。私がメインで使うエギ王などと全然遜色なく同じくらいの飛距離が出ています。
空気抵抗はあまり受けないので、飛距離があまり出にくいイージーQのパタパタなどと比べると同じ号数ならダイソーエギの方が断然に飛距離が出ていると感じます。
②フォールが安定している【これはすごい】
私の中ではこれが一番すごいなと感じたポイントで、今回の新作ダイソーエギは他のメーカーの抵抗エギと同じくらいフォールが安定していてます。
テンションフォールだけではなくて、フリーフォールでもブレずに安定しているので、エギングで食わせの重要ポイントであるフォール姿勢の課題はクリアしているのではないかと思います。
実際にエギ王K、エメラルダスステイなどを使った後にこのダイソーエギへ切り替えて使いましたが、同じようなテンションのかかり具合とフォール中のブレを感じずに使えているのは本当にすごいと感じました。
③フッキングも問題なしで釣れる
ケンサキイカ
先程のフォールの安定性について触れましたが、このダイソーエギはフォールでイカが違和感なく抱いてくれます。
普段使っているエギとも特に遜色なく寄せてこれるので黒塗装のカンナよりは断然良くなっていると思います。
アオリイカ
ツツイカ系(ケンサキ・スルメ・ヤリ)だけではなくアオリイカも普通に抱いてくるので、ダイソーエギを駆使できるようになれば新たなサーチエギとして活躍してくれそうです。
あまりエギに予算をかけたくない方でもダイソーのエギでも十分にエギングで釣りが成立してしまえるクオリティには間違いないでしょう。
カラー私が使った感覚だとピンク(マーブル下地)が最も反応が良かったです。このカラーについては地域や場所シチュエーションによって異なるかもしれません。
④耐久性は残念ながら110円クオリティ
懸念していた耐久性・強度についてですが、こちらに関しては旧作と同様で「安物のクオリティ」でした。
2時間×3回ぐらいの釣行ではキャスト&イカを釣り上げるごとにだんだん表面の布が剥がれてくるのは旧作のエギスパートと同じような状況でした。
また回収時にテトラに数回ぶつけてしまった影響か気づけばシンカーが取れてしまっていました。
シンカーに関してはなるべく障害物等にぶつけないように気をつけて使っていればすっぽ抜けることは無いかもしれませんが、布の剥がれや強度に関しては使用し続けている以上避けられない問題だと思います。
結論ダイソーエギは釣れるエギに間違いない
ダイソーエギで実際にエギングした感覚でまとめていくと「フォール姿勢が安定し普通に釣れるエギ」で間違いない反面、価格が110円が故に素材や強度においては釣具メーカーのエギには到底敵わないという結果となりました。
ダイソーエギの評価
カラー展開 | ダート | ||
---|---|---|---|
フォール姿勢 | 遠投性能 | ||
強度 | カンナの硬さ | ||
蓄光 | サイズ展開 | ||
価格 | 総合評価 |
ただし耐久性を抜きにしてイカが違和感なく食ってくるのが間違いないので、このダイソーの新作エギであってもエギングは十分に成立します。
また蓄光することもできますし、ヤリイカやケンサキイカなど比較的ライトなイカターゲットに関しては2.5号がすごく使い勝手が良く、フォール時の抵抗もしっかりと感じれるので初心者にも使いやすいエギです。
釣り人が多くてすれてる場所やここぞという時は私はエギ王Kがメインですね。
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