エメラルダスMXはエギングでは人気のシリーズで今までは2ピースモデルしかありませんでしたが、2023年に「84ML-5・N」と「84M-5・N」の2つの機種が5ピースのパックロッドモデルとして追加販売されています。
結論から言うと
- エギングもロックフィッシュも両方やりたい
- 磯でロッドむき出しで持ち歩きたくない
- 他の小型ロッドも一緒に収納したい
- 2ピースに劣らない万能ロッドがほしい
そんな人にはぜひチェックしてもらいたい記事です。
ここではエメラルダスMXの「84M-5・N」のパックロッドを購入したので、実機を使ったインプレと実釣に使ってみたレビューを行っているので参考にしてみてください。
エメラルダスMX「84m-5・N」の5ピースのインプレ
エメラルダスMXはダイワのエギング専用ロッドのベーシックモデルとして販売されていますが、素材や組み込まれている機構が上位機種を継承しつつ価格が安いのでコスパが高く多くのエギンガーにも人気のシリーズ。
このエメラルダスMX「84m-5・N」は仕舞寸法が61cmの5本継ぎで専用のセミハードケースも付属しているので、移動時にも安心して持ち運びが可能です。
またセミハードケースは5つのパーツそれぞれを小分けに収納できるようになっており、ロッドパーツ同士が干渉し傷等がつかない親切設計となっています。
エメラルダスMXの2ピースモデルと5ピースモデルを比べるといかにコンパクトに収納できるかが分かるかと思います。
これだけ継目が増えてしまうとロッドのしなやかさや2ピースモデルより劣る部分があるのではないか?と疑問に思うかもしれませんがそれは実釣編で後ほど解説します。
エメラルダスMXのパーツの長さはそれぞれ不揃いですが、最長のパーツであっても61cmと非常にコンパクトな長さです。
セミハードケースは全長が68cmで大きめのバックパックやリュックであれば収納することができます。
またセミハードケース内は少し余裕があり、他の60cm以下のパックロッドなどを同時に収納することもできます。
ダイソーから新しく販売された穴釣り用のミニロッドはこのセミハードケースに2本ほど収納できるので、エギングやロックフィッシュついでに穴釣りで坊主回避なんて事も可能です。
実際にリールと取り付けてみましたが、エメラルダスMX「84m-5・N」はロッド重量が100gなので、175gで3000番の23エアリティとの相性もすごく良いです。
エメラルダスMX「84m-5・N」を使って実釣
地磯にエメラルダスMX「84m-5・N」を持ち運び、実釣してみました。
移動の携帯性と安心感は抜群
険しい道をかいくぐり、釣行を行うまでのポイントまでセミハードケースに収納したまま持っていきましたが、パックロッドの携帯性はやはり優れています。
磯場についてからエメラルダスMXの5パーツを組み立てるんですが、この間ずっとケースに入れたままなので移動中にぶつけたりするなどの不安もなく安心して用意することができます。
エギング操作としやなかさは2ピースと変わらない
エギング実践(3.5号)
私はエメラルダスMXは「86ML-S」と「711MLM」の2ピースモデルをすでに所有しており、キャストやシャクリの操作性についてはすでにある程度理解しています。
そんな感覚から今回のエメラルダスMXの「84m-5・N」の5ピースモデルは「2ピースと全然変わらない」操作性で快適にエギングをすることが出来ました。
エメラルダスMX 84m-5・N、23エアリティ LT3000-H、PE0.8号、リーダー16lb、エギ王サーチ3.5号
ロックフィッシュは小型リグが扱いやすい
エメラルダスMXの5ピースで「84M」を購入したもう一つの理由として、エギングを実践しつつも回遊がない時間帯はロックフィッシュも行いたいためにMLではなくMのブランクスを選びました。
元々エギングロッドは空気抵抗があるエギのキャストとしゃくりのためのしなやかさな設計となっているのが飛距離向上の大きな要因かもしれません。
以下はすべて今回レビューのエメラルダスMX 84m-5・Nによる釣果
キジハタ:35cm
タックル:エメラルダスMX 84m-5・N、23エアリティ LT3000-H、PE0.8号、リーダー16lb、ロックゲームシンカー10g、オフセットフック#1/0、ハタ喰い蝦 3インチ
オニカサゴ:24cm
タックル:エメラルダスMX 84m-5・N、23エアリティ LT3000-H、PE0.8号、リーダー14lb、根魚玉10g、オフセットフック#1、ハタ喰い蝦 3インチ
カサゴ:25cm
タックル:エメラルダスMX 84m-5・N、23エアリティ LT3000-H、PE0.8号、リーダー16lb、ジョイントノッカー10g、オフセットフック#1/0、セリアホッグワーム
また3〜10gあたりのライトなリグを繊細に扱えるので、移動距離やポイントをさらに細かく探れるおかげでこのロッドでロックフィッシュをやり始めてから色んな釣果に恵まれています。
水深が深く流れが急激な本気の磯ではなく、〜10g/14gまでの軽量リグをメインで使うような地磯、波止場、テトラ帯であれば逆にエギングロッドの方が向いているのではいかと錯覚するほどです。
50cmオーバーのハタ系でなければ今までの経験上、エギングロッドでも手前のカケアガリを気をつければ強い引きのハタでも十分取れるのでこのエメラルダスMXでも正直余裕な感じですね。
またリールに巻くPEラインはエギングもロックフィッシュも両立させるなら0.8号、リーダーは12lb〜16lbが絶妙じゃないかなと思います。
普段のロックフィッシュロッドはロックライバー5Gを使っていますが、7gアンダー(以下)の軽量なリグや浅瀬でロックフィッシュを行うならこのエメラルダスMXの方が操作性に優れていました。
このロッド1本でエギングもロックフィッシュも両立できる
ロッドを1本化できるメリットとしてやっぱりその日に動き回っていろんな釣りを実践でき、あわよくば一石二鳥な釣果を上げることもできます。
ロックフィッシュ専用ロッドではエギングの操作は結構大変なので、地磯で「エギング」+「ロックフィッシュ」をロッド1本で行うならこのエメラルダスMXの方がさすが万能ロッドと言われるだけあってトータルバランスは良いです。
釣行後のメンテナンスも2ピースより狭いスペースで可能
2ピースのロッドは釣行後に自宅外の蛇口で洗うことが多かったのですが、5ピースモデルであれば台所のシンクの狭いスペースで洗うことができるため便利です。
ロッド本体やガイドに付着した海水の塩を落とすには多少のぬるま湯が効果的ですが、外の蛇口だと冷水しか出ないので5ピースであれば台所でお湯を使ってスムーズに洗えるのもありがたいです。
ロッドを洗って干した後などは2ピースモデルと比べて繋ぎ目が増えてしまうので、ロッドそれぞれの緩みや破損防止のために専用ワックスを塗っておくと良いです。
【結論】エメラルダスMX「84m-5・N」は携帯性に優れた万能なロッド
エメラルダスMXシリーズは2ピースモデルをすでに2本所有している感覚から今回の5ピースモデルを使ってみた感想は
- 磯場などに持ち出しやすく携帯性に優れている
- 1本でロックフィッシュもエギングも両立できる(なんならチニングなども)
- 操作感は2ピースモデルと何ら変わらない
- いろんな釣りに応用できる絶妙な長さ
- ケースがしっかり硬いので移動中も安心
- ケースに他の小さいロッドも収納可能
- 場所を問わず狭い台所でも手洗いができる
2ピースにはない携帯性、そしてその他のメリットが更に加わった使い勝手が良いエギングロッドだと感じました。
エメラルダスMX「84m-5・N」で対応可能なジャンル
エギング | ロックフィッシュ | ||
---|---|---|---|
サーフアジング | チニング | ||
サーフフィネス | スーパーライトショアジギング | ||
ブッコミ釣り | キス釣り | ||
サビキ釣り | メバリング | ||
シーバス | ライトショアジギング | ||
サーフ大型 | ヒラスズキ |
いろんなパックロッドを使っていますが、最近販売されるパックロッドは本当に2ピースと変わらないレベルです。
エメラルダスMXの5ピースは堤防よりも魚影の濃い磯へなるべく身軽な格好でロッドを1本化していろんな釣りをしたいのであれば、このエギングロッドの万能さが活かせるでしょう。
釣りジャンルに応じてロッドを分けて専門的にやるのも良いですが、身軽に1本でいろんな釣りをしたい場合にはこのエメラルダスMXはコスパも高くぜひおすすめしたいロッドでした。
ダイワ:エメラルダスMX公式
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