ロックフィッシュ用の小物類は非常に多彩で、バレットシンカーやビフテキシンカー、フリーリグ用シンカーをはじめ、オフセットフック、ワーム、ビーズ、ストッパーゴムなど、仕掛け作りに必要なアイテムが豊富に揃っています。
そして、ランガンスタイルで身軽に動き回るために、ライフジャケットやフィッシングベストの収納に収めるのであれば、中身を効率よく整理できる専用ケースは欠かせない存在です。

ロックフィッシュは、ランガンを含む移動を繰り返しながら魚を探るスタイルの釣りであるため、道具をいかにコンパクトかつスッキリと収納できるケースにまとめられるかが、釣果を左右する重要なポイントになります。

他のブログやまとめサイトのように「とりあえずこれでOK」といった無難な紹介ではなく、私自身が長年の釣行を通じて試行錯誤を重ね、実際に使って納得できた“理想の使い勝手”を備えた収納ケースをご紹介します。
ロックフィッシュのシンカーにおすすめのケース(小型)
釣り場の地形や水深、その日の潮の状況によって複数の重さのシンカーを使い分ける必要があるロックフィッシュゲームにおいて、それらを無駄なくコンパクトに収納できるシンカーケースとして、明邦(メイホウ)の「VS-388SD」は最もおすすめの収納ケースです。



上段に浅底4マス、下段に深底4マスの計8マス構造で折りたたみ式になっており、重量のあるシンカーを収納していても中身が飛び出しにくい設計です。さらに、各マスごとにフタが独立しているため、必要なアイテムだけをスムーズに取り出せる使い勝手の良さも魅力です。

また蓋を閉じた状態の厚みは3cm以下でコンパクトながらも数種類のシンカーを収納することができます。

ただし、あくまでコンパクトさを重視した設計のため、収納部にはそれほど深さがありません。鉛シンカーであれば20g以上、タングステンでは30g以上になると、収納がやや窮屈に感じるかもしれません。

一方で、20g以下のシンカーをメインに使用する場合は、種類ごとにバリエーション豊かに収納できる点が魅力です。価格も1,000円以下と手頃でコストパフォーマンスに優れているため、シンカーを多用する方であれば複数個そろえても負担になりにくいのも嬉しいポイントです。

大きめのフローティングベスト(フィッシングベスト)であれば横向きで最大4つほど収納することが可能なコンパクトさです。
VS-388SDが薄い(厚み28mm)タイプで、VS-388DDが深い(34mm)のタイプになります。

ロックフィッシュのフック用ケース(小型)

こちらも同じくメイホウのVS-318SDというマルチケースとなりますが、底部分のマスは縦3つの仕切り板か、横2つの仕切り板で自由にスペースを調整できるようになっています。


またこのケースの良い点はボックス自体を折り畳める仕様のため飛び出し防止もできるのが最大の特徴。

ロックフィッシュだけではなく他の釣りにも応用ができ、上にジグヘッド、下にワームというコンパクトなアジングなどのライトゲームセットとしても使えます。

オフセットフックだけのケースとしてシンカーのみのケースとして針とオモリを分けたい方+ジグヘッドも使うならこのマルチケースがおすすめ。

このカラー版はメイホウのOEMとしてダイワから販売されてるホワイトカラーですが、メイホウ版のダーク色よりも開いた際に背景が白色のため中身の把握がしやすくなっています。
OEM版のダイワから販売中の白タイプ

本家メイホウ版は型番がVS-318SDで価格が安いです


シンカー系はダーク色でも良いですが、フックや小物アクセサリー系は白背景色の方がひと目で把握しやすいのではないかと思います。
ロックフィッシュのシンカー&フックひとまとめケース

フックもシンカーも一つのケースで一括管理したいという場合はこのアイテムがおすすめです。




バス釣りタックス専用のメーカーRYUGI(リューギ)から販売されている「R-TANK(Rタンク)」はシンカーとオフセットフックやその他諸々のアイテムを一つのケースにまとめて収納ができ、2in1として使えます。
さらには「防水パッキンで閉じた状態では浸水しない」「取り外し仕切りで調整可能」「落下に強い剛性」という万が一のトラブルを未然に防げる最強ケースです。

リューギのRタンクは収納各部の多さが最大の売りとなっており、シンカー、フック、スナップ、ジグヘッド、その他の小物アイテムをすべて一括で管理することも可能です。

サイズはM/L/MLから選ぶことができ、XLサイズなら取り外し可能な仕切りが20個と豊富でアイテムに合わせて収納サイズを細かく調整することが可能です。

またボタン式で4つの蓋を個別に開閉できるようになっており、他のアイテムを取り出す際の中身の落下を防げるメリットもあります。

カラーはグリーン、ブラック、ミリタリーから選ぶ事が出来ますが、中身を把握しやすいのは蛍光色のグリーンだと思います。

フローティングベスト(フィッシングベスト)では最も大きいXLサイズでも余裕で収納可能です。
大容量収納で最も大きいXLサイズ

小さめのLやMサイズはこちら

ストック用として持ち運びは小型ケースを使うのもあり

このR-タンクはロックフィッシュの小物アイテムを一つにまとめるメリットもありますが、残量把握と補充のためのストック用のケースとして使うのもありです。
1日の釣行で複数のフックを取り替えない場合や、ある一定の重さのシンカーをメインで使っていてそこまでローテーションは多くないのであれば、メイホウの小型ケースを現場用(フィッシングベスト収納用)にし、リューギのRタンクはストック用としてタックルボックスへ忍ばせておくという使い方が良いです。


私も最初はリューギのRタンクをメインでフィッシングベストに収納していましたが「そんなに用意しているほどフックもシンカーも切り替えないしとにかく重い」という事が分かったので、今ではメイホウの小型ケースに切り替えています。

その点、メイホウのVS-388SDやVS-388DDは一マスずつ開閉でき、なおかつコンパクトなので安心感があるかなと感じています。

サイズは複数あり、アイテムの量に合わせてなるべくコンパクトにしたい方はLサイズがおすすめで、ストック用として使うのであればXLの最大サイズがおすすめ。


ただしリューギのRタンクにもXLやLの他にMサイズのコンパクト版があるので、防水パッキンによる浸水防止や落下時の破損が心配ならこちらの小サイズを選ぶというのもありです。

もともとバスフィッシング用のケースではありますが、使っているアイテムはほぼ同じなのでロックフィッシュ用のケースとしてかなり使い勝手の良いボックスに間違いないです。
大容量収納で最も大きいXLサイズ

小さめのLやMサイズはこちら

ロックフィッシュのワームにおすすめのケース

ロックフィッシュに使うワームケースは同じくメイホウのVS-3010NSの浅溝タイプがおすすめです。

このVS-3010NSは横4列にスペースが区切られており、仕切り板でワームのサイズに合わせて自由に幅を調整することが出来ます。
浅溝タイプにしている理由としてロックフィッシュ用のワームの種類は甲殻類系から小魚系まで様々な種類があり、ケースを2個ほど持っていければ色んなバリエーションに対応できると考えたらからです。

ワームだけではなく仕切り板を広く使えば、ブレード付きプラグなどのハードルアータイプも収納することができます。

またこの浅溝タイプのVS-3010NSであれば、フィッシングベストの片方のポケットに2つ重ねてギリギリ収納することが出来ました。
大容量収納ができないライフジャケットの場合は厳しいかもですが、複数持っているフィッシングベスト全てで2つ収納が出来たので大丈夫ではないかと思います。

メイホウのVS-3010NSはカラーがブラックタイプとクリアタイプがあるので、蓋を締めた状態でもワームのカラーや種類を確認したいならクリアタイプもおすすめです。

おすすめのロックフィッシュケースまとめ

ロックフィッシュに使う仕掛け(リグ)のアイテムは根掛かりなども含め、たくさん用意することに越したことはありませんが、コンパクトにまとめられるかが非常に重要です。
フック、シンカーを別々にコンパクトにまとめるならメイホウのVS-388SDやVS-318SDが非常にコンパクト収納ができておすすめですし、シンカーもフックもすべてひとまとめにしたいならリューギのRタンクが一押しです。


今までロックフィッシュの小物アイテムに散々買い漁り使ってきてて、最終的にたどり着いた理想のケースなので、これからロックフィッシュをはじめたいという方にはぜひ参考になれば幸いです。
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