ロックフィッシュの代表格・キジハタは、釣って楽しく、食べても絶品という魅力満載の人気ターゲット。
ワームでもしっかり狙える、ゲーム性の高い根魚です。


これからキジハタを狙いたい方はもちろん、サイズアップや数釣りを目指す方にも向けて、実釣での体験をもとに、実績のあるキジハタに喰わせるおすすめのワームを紹介します。
キジハタにおすすめのワーム

キジハタには甲殻類、小魚それぞれのパターンがありますが、カニやエビを模したホッグワーム・クローワーム系が最もキャッチ率が高くおすすめです。
釣れたキジハタから出てきたベイト

カニを捕食しているキジハタが喰ったのはカニを模したワーム

もちろんイワシ、キビナゴなどの小魚を捕食している時期や地域もありますが、底に岩が点在するような場所は遊泳力の弱いカニやエビが根魚からも狙いやすいという特徴があります。
ただしこれは地域やフィールドによって捕食ベイトの傾向は異なるため、カニ系ワームをメインで紹介しつつも、実績の高い小魚系ワームも同時に紹介していきます。

ここでは釣果が出しやすい甲殻類を模したワームを中心に実績のあるワームを紹介していきます。
キジハタにおすすめの実績あるワーム一覧
ハタ喰い蝦 | クレイジーフラッパー | バグアンツ | ハフーア | チヌクロー | スイングインパクト | カタクチワーム | キジハタホッグ | ハタ喰い鵺 | |
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アピール力 | |||||||||
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食わせ能力 | |||||||||
飛距離 | |||||||||
ワームの強度 (繰り返し利用) | |||||||||
コスパ (1尾あたり) | 94円 | 88円 | 93円 | 110円 | 89円 | 85円 | 143円 | 93円 | 256円 |
おすすめサイズ | 3インチ (7pc) | 2,8インチ (8pc) | 3インチ (8pc) | 3.5インチ (5pc) | 2.7インチ (6pc) | 4インチ (8pc) | 4.5インチ (6pc) | 3インチ (8pc) | 4.2インチ (3pc) |
価格 (メーカー価格) | 660円 | 704円 | 750円 | 550円 | 539円 | 682円 | 858円 | 750円 | 770円 |
安く変える場所 | 楽天 | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | 楽天 |
ハタ喰い蝦(3インチ)
ハタ喰い蝦は、ルーディーズから販売されているリアルなエビ型ワームで、えびフレーバーも配合されています。甲殻類を主食とするキジハタにとって、まさに理想的なアピール力を持つワームといえるでしょう。実釣でも高い効果を発揮しており、信頼できる一本です。



アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ | ||
メーカー価格 | 660円 | 1尾あたりの単価 | 94円 |
基本の誘いはボトムバンピングです



モエビやボイルなどのオレンジ系は王道、そして低活性時にはオレンジシュリンプや赤エビなどのナチュラルですごく反応が良く、暗い時間帯はレモンメロンや点発光のやグロー桜もおすすめです。
Amazonは価格が高いので楽天やヤフーでまとめ買いがおすすめ

参考:ルーディーズ公式
クレイジーフラッパー(2.8インチ)
ケイテックのクレイジーフラッパーは、ザリガニ系ワームの中でもトップクラスのアピール力を誇り、少し離れた場所にいる根魚までも引き寄せる高い集魚効果があります。



アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ | ||
メーカー価格 | 704円 | 1尾あたりの単価 | 88円 |
とにかく少し動かすだけでフラッパーテールがはためくように動きを行い、短めのフォールであっても圧倒的な存在感を示すことができ高活性時なら飛びつくこと間違いないワームです。
またワーム自体にイカ成分配合もされており、匂いによる集魚効果も期待できます。



522ウォーターメロンフラッシュ、519エビミソレッドコパー、407デルタクロー。極上オレンジチャートロックなどがおすすめ。

クレイジーフラッパーはアタリも多く集魚効果が抜群なワームですが、それに引き換え素材が弱く太めのオフセットフックで何度か刺し直しや一度HITをしてしまうとズレやすくすぐに使えなくなるのが難点です。

参考:ケイテック公式
バグアンツ(3インチ)
ロックフィッシュゲームでは定番中の定番ともいえるエコギアのバグアンツ。柔らかさと耐久性を兼ね備えた、バランスの取れた実力派ワームです。



アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ | ||
メーカー価格 | 750円 | 1尾あたりの単価 | 93円 |
特に低活性時にボトム中心でネチネチ誘う場合にはあまり胴体が振動せず、長めの触覚でさりげないアピールで食わせに特化しています。
バグアンツはリフト&フォールよりも基本的に底からあまり浮かさず、ボトムシェイクやズル引きでの使い方が低活性のキジハタに効果的です。


ロックフィッシュインパクト、パンプキンカモフラージュ、ホタルイカ(夜光)、ホットオレンジフラッシュがボトム中心で狙うなら喰いも良くおすすめ。

参考:エコギア公式
ハフーア(3.5インチ)
タコや甲殻類を意識した扁平なボディに、フォール時に3本のカーリーテールの生命感が思わず口を使わせる「ここぞと言う時の食わせワーム」です。



アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ | ||
メーカー価格 | 550円 | 1尾あたりの単価 | 110円 |
実際に使ってみて分かる抵抗を受けない圧倒的な飛距離、リフト&フォールでもボトムバンピングでも食わせ能力の高さは随一で、このワームに切り替えて釣れるパターンを何度も経験しています。




このワームを使ったことがない方は一度使ってみて、実釣能力の高さを知ってほしいです。
カタクチイワシ・グリーンゴールドが日中は反応が良く、渋い時にはザ・クロー、キジハタメインならオレンジホヤなどをチョイスするのがおすすめです。

参考:アクアウェーブ公式
チヌクロー(2.7インチ)
元々チニング向けのワームでしたが、根魚にも非常に反応が良く、これを元に3.2インチサイズのラッキクローも新しく販売開始されるほど密かに人気でハイコスパのワーム。



アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ | ||
メーカー価格 | 539円 | 1尾あたりの単価 | 89円 |
特にこのクロー部分がフォール時にくるくると波動を出す(スパイラル高波動)ため、猛烈にアピールが効き、ステイ時には両手を上げて「威嚇ポーズ」となるため、まさにカニのような姿勢になるのが根魚の口を使わせることに貢献してるのでしょう。

実際に私も常備しているワームで、時合なら最初のキャスト時のフォールで落パク&入れ食い状態になるほど根魚を引き寄せることができます。


グリーンパンプキン、アメザリ、キャロットゴールド、が状況や時間帯に合わせてカラーチェンジのローテーションとしておすすめ。
もしも最寄りの店舗に3.2インチバージョンのラッキークローが販売されていれば、そちらもおすすめですが、ない場合は同じ形状のチヌクローでもかなりの食わせ能力の高さなので、持っておいて損なし。

参考:メジャークラフト公式
スイングインパクト(4インチ)
スイングインパクトはキビキビとスイングするテールアクションでも、根魚の速度に合わせてスローに誘ってもしっかり動きがあり、小魚系を捕食しているキジハタにも非常に相性が良く、食わせ特化のシャッドテールワーム。



アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ | ||
メーカー価格 | 682円 | 1尾あたりの単価 | 85円 |
4インチなら#1/0のオフセットフックがちょうどよいサイズで、テール部分の可動域も大きく動かすことができ、アピールの高さと柔らかいマテリアルで食わせやすい最高にバランスの良いセッティングです。


根魚だけではなく、小魚を捕食するシーバスや真鯛、チヌ、ヒラメ、マゴチなど様々な魚種も狙えるのがこのスイングインパクトの最大の強み。
デイ狙いであれば、ゴールドフラッシュミノー・デルタクロー・エレクトリックジュンバグがおすすめ、曇りやナイトであればクリアーシャートリュースグローやグリパンファイヤーがおすすめ。

参考:ケイテック公式サイト
カタクチワーム(4.5インチ)
海太郎のカタクチワームはその名も如くカタクチイワシをモチーフにデザインされた形状で、細かいスリットが刻み込まれたボディで以上に艶めかしく動くボティと大きくアピールしながらも食わせやすい形状です。



アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ | ||
メーカー価格 | 858円 | 1尾あたりの単価 | 143円 |
ボトムを探ればキジハタや他の根魚を狙えるのはもちろん、ボトムより少し上を泳ぐオオモンハタなどもスイミングで狙いやすくなります。

またカタクチイワシを捕食しているようなシーバス、タチウオ、マゴチ、ヒラメ、青物などの他魚種のターゲットもじゃんじゃん狙えるため、魚っぽく滑らかな泳ぎで渋い場面でも活躍してくれるワームです。
日中ならイワシ・村上シークレットがおすすめ。キジハタメインならロックフィッシュSP・カタクチグローがおすすめ。

参考:ISSEI公式ページ
キジハタホッグ(3インチ)
エコギアのキジハタホッグは、キジハタを本気で狙うならぜひ持っておきたい一本。大型のアームがフォール中やスイミング中も絶えずバタつき、圧倒的なアピール力を発揮します。



アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ | ||
メーカー価格 | 750円 | 1尾あたりの単価 | 93円 |
また重心が肉厚なボディ側にありキャスト時の空気を適度に逃がせるため、この形状のホッグワームではかなりの飛距離を出すことが可能です。
フォール時の波動がじっとしているキジハタにとって気になる存在となるので、リフト&フォール中心の誘いにおすすめのワームです。
色はロックリッシュインパクト、ケルプジャングルチョイス、ナチュラルゴールド、ナチュラルゴールドがおすすめ

参考:エコギア公式サイト
ハタ喰い鵺(4.2インチ)
ルーディーズから新たにリリースされた『ハタ喰い鵺』は、ボトムバンピングやリフト&フォールはもちろん、ボトムシェイクやスイミングといった多彩なアクションにも対応可能な高汎用型ワームです。

アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ |
タイラバ要素もあり、他のホッグワームやグラブ系のワームよりもアタリが増えるので、キジハタが釣れない時はこれ一つで幅広い魚種を狙うことも可能です。


リフト&フォールでもシェイクでもラバーのおかげでアピールも高く食わせ能力も抜群で、最もバランスが良いサイズは4.2インチですが、大型狙い一択なら5インチがおすすめ。
スレた場面ではモエビ、グリパンが王道。ナイトゲームではウォーターチャートなどもおすすめ。

公式:ルーディーズ
これらのワームを使ってキジハタの釣り方はこちらで解説しています。


キジハタは地域やシーズンによっては、イワシやキビナゴなどの小魚系ベイトを捕食していることもあり、その場合は甲殻類系のワームに反応しにくいこともあります。
小魚ワーム系に使う仕掛けもテキサスリグやフリーリグ、直リグでも対処できますが、フッキングを重視するならジグヘッドがおすすめできます。
ジグヘッドを使うならスイミングテンヤや静かヘッドもおすすめ


【おまけ】パワースクイッド(イカ系ワーム)
通っている釣り場がエギングやヤエンなどのイカの釣果が盛んな地域であれば、イカの新子を模したエコギアのパワースクイッドというイカワームもおすすめ。



アピール力 | 食わせ能力 | ||
---|---|---|---|
柔らかさ・喰い込みやすさ | 再利用可能な強度 | ||
飛距離 | コスパ |
素材自体は固めに仕上がっていますが、フォール姿勢や全体フォルムを見るとみるとまさにイカなので、甲殻類の他にイカも捕食している場合には思わず口を使いたくなるワームの一つ。

キジハタのカニ系ワームサイズは「3インチ」が基本ベース
3インチ(約7.6cm)は、飛距離やフックサイズとのバランスがもっとも良いサイズ感です。それ以上のサイズになると飛距離が落ちたり、使用するフックも大きくする必要が出てきます。

常に大型を狙いたい場合は、3.5インチや4インチといったサイズを選ぶのもアリですが、中型から大型まで幅広く対応できる3インチを基準に考えるのが無難です。

成長が遅いキジハタへの配慮として、私は30cm以下の個体はすべてリリースしています。そのため、限られた時合を無駄にしないよう、あえて3インチ以上のワームと#1/0以上のフックを使い、中型〜大型に狙いを絞って探るスタイルをとっています。
キジハタのワームのカラー(色)は最低でも3種類

カラーはそれほど重要ではないと言われがちですが、実際にはカラーローテーションによってキジハタの反応が変わる場面を何度も経験しています。『赤(ナチュラル)』『緑(擬態)』『オレンジ(アピール)』の3色を基準に揃えておくと、状況に応じた使い分けがしやすくなります。
- 闇夜や目立たせたい時はオレンジ系
- 月夜や藻場が多い場所は緑系
- 低活性時やデイゲームはナチュラルな赤茶系
私はこういう使い方をしています。

ただし、カラーローテーションだけでなく、複数のメーカーのワームを用意してシルエットの違いでも変化をつけることが大切です。

また明るい時間のデイゲームが多い方は+αでクリア・ケイムラ系(ホロ/ラメ)カラーがあるとなお良いでしょう。
ワーム収納におすすめのケース

ここで紹介したワームをひとまとめに収納したいのであれば、メイホウのVS-3010NSの浅溝タイプがおすすめで、サイズに合わせて仕切り板で自由にスペースを調整できます。

また価格もAmazonだと釣具店よりも安く500円以下で購入できます。
キジハタの前にフグによるワーム攻撃が悲惨な場合の対策
陽が上がっているド日中(デイゲーム)では、キジハタをワームで狙っている方の大半が幾度となく悩まされることになるのはフグの猛攻です。

夜はあまりフグにやられませんが、明るい時間にフグがいるポイントへ流してしまうと大事なワームが一瞬にしてかじられてしまいます。

もしもこのようなフグがいるような場所であれば、移動を行うか、もしもその場所にキジハタが潜んでいそうなフィールドであればハードルアーで対応するのが良いです。
フグ対策でハードルアー系ならブレード付き
ワームをセットしてもすぐにフグにかじられてしまうような状況では、釣りにならず場所移動を考えざるを得ないこともしばしばあります。ただし、そういった場面ではハード系ルアーを使うことでフグの被害を回避できます。

日中にスイミングで探りたいときや、フグなどのエサ取りにワームをかじられそうな場面では、根掛かりしにくいブレード付きのプラグ系ルアーをボックスに忍ばせておき、サーチ用として活用するのも有効です。


それに対して魚極ペンは、上向きフックと比較的ゆっくりフォール、そしてアピール力に優れたブレードを搭載した、ロックフィッシュに最適なシンキングペンシルです。私自身もワームと併用し、必ずボックスに忍ばせている一本です。
【まとめ】筆者が選ぶ「対キジハタ」ワームのランキング

私が今まで使ってきたキジハタ狙いのワームとしてここで紹介した製品をランク付けしてみると以下のようになりました。

これああくまで私が実践しているフィールド(神奈川・鹿児島・青森)での実績を元に決定したランキングですので、参考程度に見ていただけたらと思います。でもここで紹介したワームはどれもキジハタがいれば釣れるワームばかりです。
これらのワームを使ってキジハタの釣り方はこちらで解説しています。

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