白身魚でイタリアンの代表料理となるアクアパッツァですが、お手軽に釣れる根魚「カサゴ」をアサリを使わず簡単でしかもコク深い美味しいアクアパッツァにしています。
【アサリ無し】カサゴのアクアパッツァの材料
カサゴのサイズは20cm〜25cmほど、2匹のレシピで材料を紹介しています。サイズや数で分量は調整してみてください。
- カサゴ2匹(20〜25cmサイズ)
- プチトマト 5個
- にんにく 2かけ(2片) ※中国産ではなくできれば国産を推奨
- アサリのダシダ(8gスティック1/2本)
- 白ワイン(辛口4〜5がおすすめ)100〜150cc
- 水 100cc〜200cc
- イタリアンパセリ 適量
- オリーブオイル
アサリ無しでアクアパッツァを作る場合、カサゴだけのダシでは風味や旨味が心細くなります。よってここで重要な調味料として韓国の有名なダシダのアサリバージョンです。
これ単体でスープとして使うのも美味しいですが、この調味料に含まれている貝をはじめ、かに・えび・昆布の風味に鮮魚とフレッシュな野菜といっしょに煮ることで旨味が倍増します。
イタリアンだけではなくエスニックなどのアジア料理など幅広い料理に応用できる調味料なのでおすすめです。
自然な食材だけの旨味でオーガニック感を出すのも良いですが、私はこういった化学調味料の旨味を使った料理も大賛成の人間なので、気になった方はぜひやってみてほしいです。
【アサリ無し】カサゴのアクアパッツァの作り方(レシピ)
内蔵を処理したカサゴを丸ごと煮ることになるのでウロコは綺麗に取ります。
特に内蔵やエラを取り出した部分は血の塊等が残っており、これが灰汁や臭みの原因となりアクアパッツァのスープに溶け出すとこで、せっかくの風味が損なわれます。
ウロコ、内蔵、エラ、腹やカマ部分の掃除が完了したらカサゴを綺麗に拭き取ります。
スーパーや魚屋で買ったカサゴではなく、自身で釣りたてのカサゴの場合、その日に調理するよりも3日ほど寝かせた方が旨味が凝縮してさらに美味しくなります。
カサゴの身の部分に包丁で軽く切り込みを入れます。
両面に塩を振り、20分ほど冷蔵庫等で放置します。
塩を振る量はだいたい身の1%と言われていますが、表面に塩の結晶がほんのり見える程度で両面に軽くまぶせればOKです。
プチトマト(ミニトマト)は半分のサイズにカットします。
にんにくは皮を剥いで包丁の腹等で潰しておきます。
20分経過後にさきほど塩を振っておいたカサゴから出た水分をペーパータオル等で綺麗に拭き取ります。
オリーブオイルは大さじ2〜3ほどの量で少し多めに入れます。
コンロは中火でカサゴをじっくり焼きます。その際に鍋を傾けてオリーブオイルをスプーンで掬いカサゴの表面にかけておくとじっくり火が入りふんわりします。
カサゴの片面に軽く焦げ目が着いてひっくり返すタイミングでにんにくを入れて鍋を傾けながら油でじわじわ火を入れていきます。
トマトを投入したら十数秒ぐらい軽くそのまま火をいれます
トマトを入れてからしばらくしてすぐに白ワインを100〜150ccほど入れます。量は好みで。
この時フライパンの熱が一気に下がるので、アルコールを多少飛ばすために強火にします。
ワインを入れて強火でグツグツしてある程度アルコールが抜けたら(強めの沸騰で数十秒程度)水を150cc〜200cc入れます。
水を入れたらすぐさまアサリのダシダのスティックの半分(約4g)を入れます。
ダシダを入れたらフライパンに蓋をして1〜2分ほど煮込みます。
蓋を開けたら中火で軽くグツグツさせながらスープの味をチェックします。
味がまとまったらオリーブオイルを回しれて強火で数十秒ほど煮立てて軽く乳化する状態になったら完成です。
イタリアンパセリがスーパー等になかなか売ってなければ、パプリカやアスパラなどで彩りを加えても良いと思います。
これで完成です。好みでレモン汁やきのこ、パプリカやアスパラなどの野菜を加えて煮るのも良いです。
アクアパッツァのソースでパスタにするのもおすすめ
アクアパッツァのスープはカサゴの旨味が溶け出した最高のスープになっているので、ザル等で濾してにんにくや唐辛子をじっくり炒めた後にスープを入れてパスタにするのもアリです。
締めのラーメンに似てますが、このアクアパッツァのスープを使った締めのパスタはめちゃくちゃ美味しいのでやってみる価値ありです。
【アサリ無し】カサゴのアクアパッツァのレシピ動画
写真やテキスト説明では分かりづらい場合は以下の動画も参考にしてみてください。
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