「釣りしている様子を記録したい」「YouTubeに投稿したい」「釣れた時にどういったルアーアクションをしていたか確認したい」などアクションカメラを釣りに活用する方法は多々あります。
私が実際に複数台のアクションカメラを使ってきて分かったことや、これから釣りの記録にアクションカメラを検討している方におすすめのカメラをまとめました。
釣り用のアクションカメラ選びで重要なポイントを知る
アクションカメラはどのメーカーでも同じように見えるようで実際には得意分野や釣りシーンにおいて適さない製品もあります。
よってここでは釣り映像をなるべくいい状態で記録するためのカメラ選びのポイントについて解説します。
長時間撮影に耐えられる熱耐性・耐久・バッテリー性能
釣り映像の撮影は天気によっては直射日光に照らされる状況が多く、連続撮影の負荷も合わさり熱暴走で電源が落ちてしまい撮影が不可能となるリスクが常にあります。
釣りのHITシーンはやり直しがききませんし、熱暴走で撮影が中断してしまったら釣り映像を残す意味もなくなってしまいます。
Insta360 Ace Pro | Osmo Action 5 Pro | GoPro HERO13 BLACK | Osmo Action 4 | |
撮影動作温度 | -20℃〜40℃ | -20℃〜45℃ | -10℃〜35℃ | -20℃〜45℃ |
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平均の連続撮影 (バッテリー1個) | 約2時間 | 約2時間 | 約1時半 | 約2時間 |
防水・耐水 (水深) | 10m | 20m | 10m | 18m |
実際に私はGoProは2つ、Osmo Actionも3と4の2つを使ってきたのですが熱耐性に強いのは圧倒的にOsmo Actionです。GoProは過去よりはマシになりましたがそれでも熱耐性・バッテリー性能は弱いです。
長時間の釣りでおすすめするのは、やはりdji Osmo Actionシリーズです。またinsta360 Ace ProもOsmo Actionと同様に熱耐性の強さとバッテリー駆動時間が長いのでこの2機種が断トツにおすすめできます。
「薄暗い時間帯・夜間撮影」に綺麗に撮影できること
日中
朝マヅメ、夕マヅメ
日が落ちて数分後
夜、白ライト
夜、赤ライト
魚が最も釣れる時間帯がやはり「朝マヅメ」と「夕マヅメ」となりますが、その時間帯は基本的に薄暗いため撮影には光量が足りずノイズや滲みで鮮明な映像を撮影するのが厳しくなります。
2024年現在の最新のアクションカメラではセンサーサイズが大きくなり従来よりも低照度環境でもノイズを最小限に抑えられるようになりましたが、メーカーによってその性能差は顕著に現れています。
夜間撮影(低照度)でライトを照らした状態でもノイズが乗りにくいカメラは最新のOsmo Action 5 ProやInsta360 Ace Proの2機種が最もおすすめ。
音声収録が優秀であること
音声収録が優れているdji Osmo Action
もしも釣りながらトークをする場合、釣り場では「波の音」「風切音」など多くの自然の雑音があるので、自分の声や会話がこれらの雑音でかき消されてしまっては意味がありません。
特にこの音声収録はメーカーによって露骨に性能差が分かれますし、よりクリアな声を残したいならマイク機能が優秀なカメラや外部マイクに対応したアクションカメラが良いでしょう。
アクションカメラ内蔵のマイクが特に優秀なのはdji Osmo Action(オズモアクション)シリーズで、現在新型のOsmo Action 5 Proが最もおすすめです。また外部マイクにも優れているのも同じくdji Osmo Actionです。
釣りにおすすめのアクションカメラ4種類
私が実際に釣りでアクションカメラを数年使ってきた経験と、SNSや動画サイトで比較されている情報を元に徹底的に調査して厳選したおすすめのアクションカメラは以下です。
Insta360 Ace Pro | Osmo Action 5 Pro | GoPro HERO13 BLACK | Osmo Action 4 | |
耐熱・バッテリー | ||||
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セルフィー撮影 | ||||
夜間撮影のノイズ減 | ||||
収録音質の良さ | ||||
本体重量 | 179.8g | 146g | 154g | 145g |
最大撮影画質 | 8K | 4K | 5.3K | 4K |
実売価格 | 54,000円〜 | 55,000円〜 | 68,000円〜 | 44,000円〜 |
コスパ |
今最も釣り用のアクションカメラとして相性が良いのは「Insta360 Ace Pro」と「Osmo Action 5 Pro」です。以下ではさらにアクションカメラの詳細を深堀りしていきます。
Insta360 Ace Pro(インスタサンロクマルエースプロ)
Insta360 Ace ProはDJI、GoProと比較してこの3社の中では最も夜間撮影に強くノイズやブレが少なく撮影できるアクションカメラで基本性能である熱耐性・連続撮影時間も条件をクリアし、現時点ですべてを兼ね備えたアクションカメラです。
- 1/1.3インチセンサー搭載で8K 24fpsの動画撮影が可能
- ケースなしで10mの防水性能
- フリップアップタッチスクリーンでセルフィー撮影がしやすい
- ハイライト作成やAI Warpによるエフェクト編集ができる
- FlowState手ブレ補正で撮影映像をジンバル並みに安定可能
Insta360 Ace Proの詳細スペック(開く+)
動画解像度 | 8K(16:9)7680×4320(24fps) 4K(16:9)4032×3024(24〜120fps) 2.7K(16:9)2688×1520(24〜120fps) 1080p(16:9)1920×1080(24〜240fps) 1440p(4:3)1920×1440(24〜60fps) |
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写真最大解像度 | 4800万画素 |
フォーマット | MP4 |
撮影機能 | アクティブHDR、FreeFrame動画PureVideo、スローモーション、スターラプス、タイムラプス、タイムシフト、プリ録画、ループ録画 |
音声機能 | 風切り音低減、ステレオ、方向性強調 |
本体サイズ | 71.9mmx52.15mmx38.5mm |
ストレージ | 内部無し 最大1TBのmicroSD |
バッテリー容量 | 1650mAh |
急速充電 | 46分で満充電 (30Wアダプタ使用時) |
連続撮影時間 | 最大100分 (4K30fps 25℃環境下) |
撮影動作温度 | -20℃〜40℃ |
防水・耐水 | 10m (潜水ケースありでは60m) |
重量 | 179.8g |
日中の映像の綺麗さ | 夜間撮影の綺麗さ | ||
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音質 | 長時間撮影・熱耐性 | ||
スマホアプリ連携 | 価格・コスパの高さ |
ナイトゲームメインの釣りが多い方にとってはオズモアクションやGoProに比べても圧倒的にノイズが少なく手ブレも優秀で特に夜間撮影や暗い場所での鮮明な映像を残してくれます。
67,800円▶52,800円へ値下げした今がチャンス
dji Osmo Action 5 Pro(オズモアクション5プロ)
業界初の内部ストレージやスマホに採用されるチップを搭載、熱耐性やバッテリー連続利用の向上や外部マイクとの連携強化など実用的でかつコスパが高いアクションカメラです。
- 1/1.3インチセンサー搭載で4K 120fpsの動画撮影が可能
- ケースなしで20mの防水性能・水深深度と時間を記録可能
- 1950mAhバッテリーで最大4時間の連続録画が可能
- -20℃〜45℃までの耐冷・耐熱仕様
- 47GBの本体内蔵ストレージ搭載
dji Osmo Action 5 Proの詳細スペック(開く+)
動画解像度 | 4K(16:9)4032×3024(24〜120fps) 4K(4:3)3840×2880(24〜120fps) 2.7K(16:9)2688×1512(24〜120fps) 1080p(16:9)1920×1080(24〜240fps) |
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写真最大解像度 | 4000万画素 |
フォーマット | MP4 |
撮影機能 | HDR、スーパーナイト、被写体トラッキング、スローモーション、タイムプラス、ぶれ補正、10-bit D-Log M、音声操作 |
音声機能 | 風ノイズ低減、ステレオ、DIJ MIC(同時2つ接続可能) |
本体サイズ | 70.5mmx44.2mmx32.8mm |
ストレージ | 内部48GB 最大1TBのmicroSD |
バッテリー容量 | 1950mAh |
急速充電 | 15分で2時間撮影可能 (30Wアダプタ使用時) |
連続撮影時間 | 最大240分 (1080p24fps 25℃環境下) |
撮影動作温度 | -20℃〜45℃ |
防水・耐水 | 20m (潜水ケースありでは60m) |
重量 | 146g |
日中の映像の綺麗さ | 夜間撮影の綺麗さ | ||
---|---|---|---|
音質 | 長時間撮影・熱耐性 | ||
スマホアプリ連携 | 価格・コスパの高さ |
熱耐性・バッテリー性能・音声収録の優秀さ、重量のコンパクトさを兼ね備え、さらにはコストパフォーマンスも良く全てにおいてバランスが最強のアクションカメラで、デイゲームメインの釣り撮影なら最もおすすめ。
Osmo Action 多機能バッテリーケース 2
また「Osmo Action 多機能バッテリーケース 2」も合わせておすすめのアクセサリーで、3つのバッテリーと2枚のmicroSDカードを収納可能、そしてこのケースのまま充電することができ、蓋をあけるとバッテリー残量状況も確認できるスグレモノです。
GoPro HERO13 BLACK(ゴープロ ヒーロー13 ブラック)
前作まではとは視点が変わりカメラ・レンズモッドによる独自な撮影が可能となったアクションカメラ老舗のGoProシリーズですが、近年はInsta360やDJIに実用的な面では勢いを奪われています。
- 5.3K 120fpsの撮影が可能でHLG HDR対応で映像がきれい
- HyperSmooth 6.0の手ぶれ補正で激しい動きでもブレが少ない
- GoPro初のマグネット式マウントに対応
- 1900mAhのバッテリー搭載で4K60fps撮影で最大1.5時間連続撮影
- 複数のレンズモッド対応で広角やマクロ撮影も可能
GoPro HERO13 BLACKの詳細スペック(開く+)
動画解像度 | 5.3K(16:9)5599×4927(24〜60fps) 4K(16:9)4032×3024(24〜120fps) 4K(4:3)3840×2880(24〜60fps) 2.7K(16:9)2688×1512(24〜240fps) 1080p(16:9)1920×1080(24〜240fps) |
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写真最大解像度 | 5599×4927 |
フォーマット | MP4 |
撮影機能 | HDR、スローモーション、タイムプラス、ぶれ補正、露出コントロール、GP-Log、カメラレンズ(HBシリーズレンズ) |
音声機能 | 風ノイズ低減、ステレオ |
本体サイズ | 71.8mmx50.8mmx33.6mm |
ストレージ | 内部無し 最大512GBのmicroSD |
バッテリー容量 | 1900mAh |
急速充電 | 非対応 |
連続撮影時間 | 最大2.5時間 (1080p30fps) |
撮影動作温度 | -10℃〜35℃ |
防水・耐水 | 10m (潜水ケースありでは60m) |
重量 | 154g |
日中の映像の綺麗さ | 夜間撮影の綺麗さ | ||
---|---|---|---|
音質 | 長時間撮影・熱耐性 | ||
スマホアプリ連携 | 価格・コスパの高さ |
GoPro HERO13 BLACKは新しいレンズモッドによる撮影手法の手段が増え個性的な釣り映像を残すならおすすめですが、熱耐性・バッテリー・低照度撮影など釣り撮影に必要な基本性能で考えるとdji Osmo ActionやInsta360 Ace Proに軍配があがります。
【コスパ最強】dji Osmo Action 4
1/1.3インチセンサーと大型化したレンズ採用により従来よりも明るく機能面の向上や連続撮影はもちろん釣りにおいて実用的なポイントをすべて抑えているコスパが高いアクションカメラ。
- 1/1.3インチセンサー搭載で4K 120fps撮影可能
- 10bitカラーデプスとD-Logカラープロファイルに対応
- RockSteady 3.0の電子手ぶれ補正機能に対応し激しい動きでも安定
- ケースなしで水深18mの防水性能
- 1600mAhのバッテリーで4Kの連続撮影が最大2.5時間可能
- 急速充電対応で18分で80%の充電
dji Osmo Action 4の詳細スペック(開く+)
動画解像度 | 4K(16:9)4032×3024(24〜120fps) 4K(4:3)3840×2880(24〜60fps) 2.7K(16:9)2688×1512(24〜120fps) 1080p(16:9)1920×1080(24〜240fps) |
---|---|
写真最大解像度 | 1200万画素 |
フォーマット | MP4 |
撮影機能 | HDR、スローモーション、タイムプラス、ぶれ補正、10-bit D-Log M、音声操作 |
音声機能 | 風ノイズ低減、ステレオ、DIJ MIC |
本体サイズ | 70.5mmx44.2mmx32.8mm |
ストレージ | 内部無し 最大512GBのmicroSD |
バッテリー容量 | 1770mAh |
急速充電 | 対応 (30Wアダプタ使用時) |
連続撮影時間 | 最大160分 (1080p24fps 25℃環境下) |
撮影動作温度 | -20℃〜45℃ |
防水・耐水 | 18m (潜水ケースありでは60m) |
重量 | 145g |
日中の映像の綺麗さ | 夜間撮影の綺麗さ | ||
---|---|---|---|
音質 | 長時間撮影・熱耐性 | ||
スマホアプリ連携 | 価格・コスパの高さ |
新型登場により本体価格の値下げになったことでお手頃になっているdji Osmo Action 4でも1/1.3インチセンサー搭載で熱耐性が強く長時間撮影も可能で音質も抜群です。予算重視であれば型落ちモデルとなるこちらのタイプはコスパが最高な上に釣り撮影には十分に実用的です。
半日程度の釣行なら予備バッテリー不要
Osmo Action4と多機能バッテリーケース収納の予備3つのバッテリーを持ち出して実際の釣行を行い、画質は【2K/60fps】の設定で連続撮影が約8時間可能でした。
公式:オズモアクション 4
釣り中にフィットするおすすめのカメラマウント
アクションカメラのネックマウントの中では色々使ってきた経験から「Ulanzi製」もしくは「TELESIN」から販売されているシリコンタイプが最もフィット感が高く安定感もあります。
シリコンタイプは肌に優しいながらも細かな凹凸で首元でも滑りにくく、金属製のアルミサポートを内蔵していることにより自在に曲げることもできつつも強度も確保している点が大きな利点です。
マウントは首元にロックしたあとはボタンを押さない限り外れることがありませんし、ほとんどのフィッシングベストとの干渉もありませんでした。
また装着はマグネット&時計回りによるボタンロック式の2重固定ができ、アクションカメラ装着の安定感が非常に高いので外れて落下するという不安がありません。
以前使っていたTELESINの従来のボタン無しのロック式だと経年劣化により、釣り中にカメラに腕やフィッシングベストが当たると勝手に回転して外れて落ちてしまうことがありました。
Ulanziのネックマウントではカメラ取り付けがボタンスイッチでホールドされる仕組みになっているので勝手に外れる心配は不要になりました。
釣った魚を調理する時に使うカメラスタンド・三脚
おまけではありますが、釣り以外の調理シーンなども撮影するのであればアクションカメラもしくはスマホの三脚としてこの「くねくねスタンドタイプ」が使い勝手が良くおすすめです。
アクションカメラ自体が最近のスマホよりも軽量となっているので、三脚でも比較に安定しやすいです。
またくねくねしているスタンドも狭い場所や棒などにくくりつけたりもでき自在なアングルで撮影することができます。
またこの三脚スタンドは小型なので狭い台所でも場所を取らず撮影をすることができ、釣った魚を捌くシーンや調理映像にもいろいろな場所に設置できるので自由度が高いです。
釣りにおすすめのアクションカメラのまとめ
釣りの撮影においては他のジャンル(キャンプ・モトブログ・Vlog)と比べて重要視する点が異なり
- 朝マヅメ・夕マヅメなどの薄暗い時間帯でもキレイに撮影できる
- 炎天下でも連続撮影が可能な熱耐性
- 自然の雑音の中でもしっかり収録できる音声機能
主にこのポイントを兼ね備えたアクションカメラを選ぶことが失敗しないカメラ選びとなります。
私が3年以上釣りでアクションカメラを使い続けてきた感覚から「Insta360 Ace Pro」「dji Osmo Action 5 Pro」の2機種が最もおすすめの機種となるのは間違いないでしょう。
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