「エギングロッドは1本持っておくと便利」とはよく言われますが、メジャークラフトから登場したエギゾースト 3G「EZ3-842M」は、その「万能ロッド」の基準を一段階引き上げる驚きの完成度でした。
上位機種 5Gシリーズと同様の東レ「T1100G」カーボンと最新の「R360構造」を投入し、アンダー2万円という価格破壊レベルのコスパを実現しています。
エギゾースト 3Gで釣った魚たち
アオリイカ

ヒラメ

マゴチ

アカハタ

ヒラスズキ

イナダ

たにせん結論から言うとエギングはもちろん、ロックフィッシュからシーバス、ライトな小型青物まで、堤防の釣りをこれ1本でバーサタイルにカバーできることが分かりました。操作性・感度が申し分無し。
今回は、自腹で購入し徹底的に使い倒して見えてきた、エギゾースト 3Gの「EZ3-842M」の本音のインプレをお届けします。
エギゾースト 3G「EZ3-842M」のスペック

まずは、このロッドの基本性能を確認しておきます。
| 全長 | 8’4″ ft (約2.54m) |
|---|---|
| 自重 | 約78g(クラス最軽量級) |
| エギサイズ | 2.0 〜 4.0 号 |
| 適合ライン(PE) | 0.4 〜 1.2 号 |
| アクション | RF (レギュラーファースト) |
| ブランク素材 | 東レ T1100Gカーボン + R360構造 |
| ガイド | 富士工業製 Kガイドフレーム |
| 実売価格 | 1万円台後半 |
この価格帯で使われるカーボンよりも一段ハイスペックなカーボンを採用、そしてエギングロッドでは他メーカーでは平均90〜100g前後ですが、エギゾースト 3Gは4つの全番手で70g台を実現している点が感度や操作性に大きく貢献しています。
エギゾースト 3G「EZ3-842M」の実釣インプレで感じた「万能さ」

実際にエギゾースト 3G「EZ3-842M」を実釣に使用して感じたことを以下にまとめていきます。
1. キャスト時やしゃくり後の「ブレ」がほぼ皆無

このブレの少なさのおかげでキャスト時はエギの飛行姿勢が安定するため、向かい風でも押し戻されにくく、期待以上の飛距離を叩き出してくれます。
たにせんまたシャクリ後のブレの収束も早いので、ラインやエギに余計な伝達をせず、食わせの間となるフォールへスムーズに移行させることができます。
2. 「超感度」がもたらすアタリを逃さない情報の解像度

エギゾースト 3Gはイカがエギを叩く「イカパンチ」はもちろん、着底時の底質の変化(砂か岩・海藻など)も手元に鮮明に伝わります。
たにせんもちろん感度が良すぎるおかげで、ガイドへラインの擦れる振動や、ラインが潮に当たるなどの余計な情報までも拾ってしまいがちではありますが、慣れれば「どんな状況かをロッド全てで感じれる」ため、今まで以上に感度の解像度が高くなります。
3. 安心感のあるバットパワー

エギング以外なら、3〜15g程度のライトリグを使用したロックフィッシュゲームでも、小さなアタリを即座に感知。フッキングの遅れがなく、確実に釣果へ繋げることができました。
もちろんエギゾースト 3Gはエギングでの用途以外でも、繊細なティップに対し、バット部分は非常にパワフルです。
たにせん特に同じ時間帯でエギング以外にすぐに別の釣りに移行するなら、同じ立ち位置でそのままロックフィッシュも続行可能。【参考記事】:ロックフィッシュ&エギングを兼用する仕掛けやリグ


掛けてからは迷わずゴリ巻きしても、30cm前後までの根魚なら強めのバッドパワーで余裕をもって主導権を握れます。加えて、穂先は魚の引きを程よくいなしてくれるため、バラシの軽減にもつながっています。
たにせん正直言って、70g前後の軽量ロッドで根魚の強烈な突っ込みもバットパワーで封じ込めているのが、すごいという感想です。
4. 圧倒的な軽量化とバランス

8.4ftで70g台という軽さは、一日中しゃくり続けても腕への負担が最小限です。
たにせん今までシマノならセフィアXR、ダイワであればエメラルダスMXなどを使い続けてきましたが、エギゾースト 3Gはそれよりも楽にしゃくり続けることができ、手首への負担もかなり軽減できる印象です。
エギングだけじゃない。エギゾースト3G これ1本で何でも釣れる

堤防での釣りなら、このロッド1本あればほぼ全てのライト〜ミドルゲームが完結します。実際に使用して、以下のターゲットを快適にキャッチできました。
120mmのミノーで「イナダ」

40〜50cmのイナダクラスでも十分にやり取りができ、逆にこれくらいのサイズの中型青物なら引きを楽しめます。取り込みには流石にタモは必要です。
また、ペンデュラムキャストなら30g以下の120mmのミノーならキャストして、このエギゾースト3Gで中距離の小型青物シーズンなどであれば十分射程圏内です。

80mmミノーのジャーキングで「ヒラスズキ(ヒラセイゴ)」

80mm前後の10g程度の軽量プラグであれば、キャストはもちろん、ジャーキングも快適で細かな操作が意のままに行えます。
HITした50cm前後のヒラスズキであっても足場の良い場所ならロッドだけで抜き上げることができるほど、手元のバッドのパワーを秘めています。
ワームでヒラメ・マゴチ(繊細な操作感でフィネスな釣りにも使える)

ジグヘッドワームを着底させてから、5回転〜10回転後にフリーフォール→着底でストップ&ゴーを繰り返し、夕まずめの比較的高活性なヒラメを狙い打ちできました。

暗くなってじっくり見せるならフリーフォールではなくテンションフォールで巻き回数を3〜5回(ストップ&ゴー)でじっくり攻めるのもあり。渋い状況の中でマゴチがかかり、激しい首振りでも余裕でファイトできました。

同じような誘いで、底付近にいるホウボウも反応してくれました。フラット狙いの外道ですが、これもまた嬉しい魚。
たにせん上限は20gあたり、そして10g以下の軽量リグでもストレスなくキャストできるエギゾースト 3Gの性能を活かせば、漁港内のフィネスな誘いも自在です。エギングロッドだからこそ成立する、繊細かつ攻めの釣り方がこのロッドなら思いのままに行えました。

- リール 2500番(私はルビアスのPC LT2500-Hが最高バランスと思っています)
- PEライン:0.6号
- リーダー:12lb(3号)

※もう少し価格を抑えるなら24ヴァンフォードあたりも軽量なので、エギゾースト3Gとの相性も良いです。
【検証】ルアー・エギ別 快適度一覧
エギゾースト 3Gの「EZ3-842M」は特に10〜15g前後のウェイトのルアーやエギが、最も気持ちよく振り抜けました。色々投げて、巻いてアクションをした結果の使用感なので参考に。
| カテゴリ | ターゲット・重さ | 快適度 | インプレッション |
| エギ | 3.0号 〜 3.5号 | ベストマッチ。 操作感もキャストも非常に軽快。 | |
|---|---|---|---|
| 2.5号 | 軽いエギでも自重でしっかり曲がり、よく飛ぶ。PEは0.6以下が推奨 | ||
| ミノー | 80mm以下 (10g以下) | キャストもジャーキングも快適。手首への負担が少ない。 | |
| 120mm以上 | ジャーキングが少し抵抗強めでティップが入りすぎる。これ以上のミノーならやっぱりシーバスロッド以上。 | ||
| シンキングペンシル | 80mm以下 | ウェイトは15g以下が望ましい。ただ巻きなら流れによって入るティップで誘える | |
| 80mm以上 | ウェイトが20g以上になるとルアーの重さに負けてしまう | ||
| ジグヘッド/ワーム/ロックフィッシュリグ | 5g 〜 15g | キャストもリフト&フォールも快適。またボトムバンピングも◎。フィネスな誘いに最高。 | |
| 15g/20g/30g | できなくは無いけども、ティップが入りすぎて繊細なロッド操作は厳し目 | ||
| ジグ | 10g以下 | 振り抜けが最高に気持ちいい黄金ウェイト。しゃくりやジャークも◎ | |
| 15g 前後 | ブレード付きジグでただ巻きメインなら十分◎ | ||
| 20g 〜 25g | フルキャストは慎重に。ジギングは厳し目。 |
また「EZ3-812ML」や「EZ3-842ML」のMLモデルになると、さらに5gやそれ以下の軽量リグをより繊細に扱えると思います。
たにせんよってリグの重量やスペックを見誤らなければ「EZ3-812M」や今回の「EZ3-842M」のMクラスのロッドであれば、漁港内の釣り全般にオールマイティに使えるモデルと言えます。
エギゾースト 3Gの気になる「スケルトングリップ」は?
最初は「細すぎる?」「グリップ感どうなの?」と疑問があったこのスケルトングリップですが、実釣し始めて数時間もすればすぐに慣れました。
軽く持った時

エギゾースト 3Gのこのスケルトングリップはトップ部分を親指と人差し指、そしてフット部分は小指で挟むように持つと違和感なく全然安定します。
しっかり握った時

たにせんエギングでは特にフォール時には指との接点が少ないほどアタリを感知しやすいので、慣れるとブランクスの感度がダイレクトに感じるこのスケルトングリップは私としては全然ありだと思いました。
ガイドの取り扱い: 富士工業製Kガイドを採用していますが、フレームが繊細なため、移動時にぶつけたりしないよう注意が必要です。
エギゾーストの5Gと3G、どっちを買うべき?

「上位機種の5Gと迷っている」という方のために、主な違いをまとめました。
【修正版】エギゾースト 3G vs 5G 詳細スペック比較表
「同じT1100Gカーボンなのに何が違うのか?」をパーツ単位で正確に比較しました。
| 比較項目 | エギゾースト 3G(本機) | エギゾースト 5G(上位機種) |
| メインブランクス | 東レ T1100G カーボン | 東レ T1100G カーボン |
|---|---|---|
| ブランクス構造 | R360構造(4軸方向) | R360構造(4軸方向) |
| ガイド(バット〜中間) | 富士工業製 ステンレスKフレーム | 富士工業製 ステンレスKフレーム |
| ティップ部ガイド | ステンレスKフレーム | 軽量カーボンフレームSiC |
| ガイドリング | SiC-Sリング | SiC-Sリング |
| リールシート | SKSS(スケルトンシート) | VSSリールシート |
| 自重(842M/832M目安) | 約70g台(超軽量設計) | 約80g〜90g前後 |
| グリップの性格 | 軽量化とダイレクトな感度を追求 | 握りやすさと長時間の安定感を重視 |
| 実売価格(税込) | 20,000円以下 | 22,000円 〜 25,000円前後 |
実は心臓部のブランク素材は共通。
ティップガイドの「カーボンフレーム」の有無
5Gの最大の特徴は、ティップセクションのみに採用された「軽量カーボンフレームSiCガイド」です。ガイドフレーム自体をカーボンにすることで、ステンレスよりもさらに軽量化。
これにより、キャスト後のティップの収束(ブレの止まり)が5Gの方が一歩早く、よりシャープな操作感を実現しています。ただし今回のエギゾースト 3Gでも使った感じほぼ変わらない収束速度です。
グリップによる「感度」と「自重」のアプローチ
- 3G(本機): 徹底したEVAの削減(スケルトングリップ)により、自重70g台という驚異的な軽さを実現。ブランクスに直接触れる面積を増やすことで、「手元に伝わる振動」を増幅させています。
- 5G: 王道のVSSリールシートを採用。しっかり握り込めるため、激しいジャークを繰り返す際の手への負担が少なく、「操作の安定感」を重視した設計です。
「万能の3G」と「特化の5G」
3Gはスケルトングリップによる軽さと感度を武器に、エギングだけでなくライトゲーム全般に使い回せる「軽快な万能機」としての側面が強いです。
一方、5Gはティップのブレを極限まで抑えることで、よりテクニカルにエギを操る「エギング専用機」としての完成度を追求しています。
たにせん3Gが安い理由は、ガイドやグリップなどのパーツ構成の違いです。「コスパと軽さ、そして汎用性」を求めるなら、3Gを選んで後悔することはありません。
【まとめ】エギゾースト 3Gは「最高のバーサタイル・エギングロッド」

メジャークラフトのエギゾースト 3G「EZ3-842M」は、エギングをメインにしつつ、その場の状況に合わせて何でも狙いたい欲張りなアングラーにとって最高の選択肢です。
たにせん直近であれこれ釣ってきましたが、耐久性においても今のところ全く問題なし。初心者から玄人まで自信を持っておすすめできるエギングロッドに仕上がっているという印象です。

エギングロッドはシャクリを繰り返す釣りだけに、ロッドへの負荷が大きくなりがちです。そのため私自身、これまでは耐久性や信頼性に定評のあるシマノやダイワといった大手メーカーのロッドを中心に選んできました。
たにせんただ、メジャークラフトの5Gシリーズ(ロックライバーや鯵道など)を使い始めてから、このメリハリの効いたカーボンのフィーリングにすっかり魅了されてしまい、結果的にコスパの高さが際立つ3Gシリーズなら、釣りジャンルごとに揃えたくなるほどのお気に入りになりました。

- 「メインロッドを新調したいけれど、1本で色々やりたい」
- 「5Gは高いけれど、性能には妥協したくない」
そんな方は、ぜひこの「エギゾースト 3G」を手に取ってみてください。きっと、このロッドの操作性と感度とコスパの良さに気づけるはずですし、感度の解像度も高くなり釣果も伸ばせるので、もっと釣りが楽しいものになるはずです。
公式ページ:エギゾースト 3G
その他のエギングに関する記事





コメント