コスパ最強のエギングロッドを本気で集めてみた。おすすめはこれ

コスパ最強のエギングロッドを本気で集めてみた。おすすめはこれ

アオリイカからツツイカ系まで、四季を通じて楽しめることから、エギングは全国で人気を集めている釣りスタイルです。

これからエギングに挑戦してみたい方はもちろん、普段は別の釣りをメインにしつつエギングにも興味がある方、サブ用のエギングロッドを探している方など、目的やスタイルは人それぞれでしょう。

たにせん

ここでは、小さい頃からエギングを続けてきた私自身の実体験をもとに、本気でおすすめできる“コスパ最強”のエギングロッドを厳選してご紹介します。

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コスパが良いエギングロッド選びで重視したいことは?

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「コスパ最強」という言葉について

コスパの感じ方は人それぞれですが、単に「安いからお得」ということではなく、良いものを長く愛用できて、その道具に愛着が持てる、結果的に「買ってよかった」と思えるものこそ、本当の意味でコスパ最強ではないかと感じています。ぜひ、そんな視点でもチェックしていただけたら嬉しいです。

この記事は2025年5月27日に更新しました。

もくじ
筆者について

鹿児島生まれの釣り好き。実家は鮮魚店。漁師の家系で育ち、幼い頃から海と釣りが身近な存在。親父の船が係留された港まで家から徒歩30秒という環境で培った経験をもとに、自分なりの釣り方やコツを発信しています。プロではありませんが、気軽な参考として楽しんでいただければ嬉しいです。

【重要】エギングロッドの「硬さ・長さ・ティップ」による特徴を知ろう

エギングロッドを選ぶ前に、まず知っておいて損はないロッドの「長さ・硬さ・ティップ」について解説します。

エギングは常にしゃくり動作を繰り返すため、他の釣り以上にロッドの性能が釣果や集中力・疲労感に直結します。

エギングロッドの長さ・硬さ・ティップの特徴

ここでは、エギングロッドの長さによる操作性や適したシチュエーションの違い、L・ML・M・MHといった硬さごとの特徴、さらにティップのタイプによる得意・不得意な釣り方を表にまとめています。ロッド選びの参考にぜひチェックしてみてください。

長さとエギング時の特徴

スクロールできます
長さ初心者向け操作性高い堤防低い堤防高低差のある磯場遠投サーフ
7ft台
8ft台
9ft台

7ftクラスはコンパクトなしゃくりに適しており、取り回しの良さが魅力です。8ft台は操作性のバランスが優れていて、場所を選ばず使いやすさNo.1。9ft台はサーフや磯場など足場の高い場所で真価を発揮しますが、逆に足場の低いフィールドでは扱いにくくなる点に注意が必要です。

エギングロッドの定番フィートとロッドの長さ表(開く)
フィート(ft)ロッドの長さ(m)
762.29
782.34
7112.41
832.51
862.59
902.74

初心者にも扱いやすく、操作性と汎用性のバランスに優れているのが8ft台。幅広いシチュエーションに対応できるため、最初の1本にもぴったりです。

硬さとエギング時の特徴

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硬さ初心者向けショートピッチジャーク
(細かくダート)
スラックジャーク
(上に大きく跳ね上げる)
小型イカ
(ツツイカ系)
大型イカ遠投
L
ML
M
MH

ロッドの硬さ(パワー)は、一般的にML(ミディアムライト)〜M(ミディアム)が主流ですが、狙うイカのサイズや釣り場の環境によって、適した硬さは大きく変わってきます。

ただし、この“パワー表記”はメーカーによって基準が異なるため注意が必要です。なかでも2大メーカーであるシマノは比較的ハリの強い仕上がり、ダイワはしなやかで柔らかめの傾向があります。

穂先からしなやかに曲がるLやMLクラスのロッドは、エギを大きく動かしすぎず、スレたイカにもナチュラルにアプローチできるのが特長です。さらに、ヤリイカ・ケンサキイカ・ヒイカといったツツイカ系を狙う際にも、フッキング後の身切れを防ぎやすく相性抜群。中でもMLは汎用性が高く、初心者にもおすすめのパワー帯です。

ティップとエギング時の特徴

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ティップ初心者向け反響感度
(アタリの感度)
荷重感度
(潮流変化の把握)
目感度
(ティップの動きの把握)
アクションのキレの良さ
(エギのダート)
穂先」の耐久性デイゲームナイトゲーム他の釣りの汎用性
ソリッドティップ
チューブラティップ

一昔のグラス素材を使ったソリッドティップは反響感度が弱かったのですが、現在はカーボン素材を使った進化したソリッドティップになり反響感度も従来よりかなり良くなっているロッドが多いです。

アタリよりも竿先がもたれる潮流変化などでロッドに伝わる情報量や状況把握を優先するならソリッドティップ。ナイトゲームなどで手元に感じる手感度を重視するならチューブラティップが良いでしょう。

たにせん

ソリッドティップを使う場合は穂先に負担をかけないよう垂らしを長めにして投げる(ペンデュラムキャスト)をするよう心がければあまり心配はありません。

ただしソリッドティップはどこかにぶつけたりするとチューブラより衝撃にも弱く折れやすい特徴があるので取り扱いには注意です。

【注意】安物ロッドはペナペナで収まりが悪い

安物のエギングロッドは穂先の収まりが悪い

あまりに安価なエギングロッドでは、カーボン素材の使用比率が低く、コスト重視でグラス素材が使われていることもあります。その結果、しゃくった後に穂先がダラついて収まりが悪く、操作感が“ペナペナ”と頼りなく感じられることが少なくありません。

この“ペナペナ感”(だるんだるんした穂先の動き)が厄介なのは、しゃくりの後に穂先が余計な振動をラインに伝えてしまい、エギのフォールが不自然になってしまう点です。その結果、イカに違和感を与えて見切られやすくなり、釣果にも大きく影響してしまいます。

たにせん

ある程度経験のあるエギンガーであれば、糸ふけを活用してしゃくり後のラインを自然に落ち着かせる操作に慣れているかもしれません。しかし、初心者がこうしたロッドを使うと、意図せずラインに余計なテンションがかかってしまい、結果としてイカに見切られて釣果に繋がらないこともあります。

さらにキャスト時にも穂先の収まりが悪いと、ラインが余計にガイドに干渉してしまい、飛距離が伸びにくくなります。その結果、エギを遠くまで飛ばせず、広範囲にイカを探るのが難しくなってしまいます。

だからこそ初心者の方には、あえて安価なエントリーモデルではなく、ミドルクラスに近い“そこそこ良い”エギングロッドを使ってほしいと考えています。その方が結果的にイカが釣れやすく、テクニックも自然と身につき、長く楽しくエギングを続けられるはずです。

エギングロッドは万能で幅広い他の釣りも視野に入れておく

エギングロッドは他の釣りにも万能なため、用途をあらかじめ把握しておいてそれに合わせたブランクスを選ぶ

エギングをメインに使うのはもちろんですが、エギングロッドは繰り返されるしゃくり動作に対応できるよう、軽量かつハリとしなやかさを兼ね備えたブランクス設計が施されています。

そしてロッドの長さやバランスによっては様々な釣りに使える用途が広い万能なロッドとも言われています。

エギング以外の用途で使える他の釣り

スクロールできます
エギングロッドの長さフロートアジングシーバスメバリングライトロックゲームスーパーライトショアジギング太刀魚ワインドブラックバス
7ft台
(3.5号までのウェイト)
8ft台
(4号までのウェイト)
9ft台
(4号までのウェイト)

エギングだけでなく、普段自分がどんな釣りをしているかを改めて見直してみることで、他の釣りにも応用できるエギングロッドを選ぶという視点も持っておくと良いかもしれません。

たとえば、1日じっくり釣りができる日でも、エギングでイカの回遊が見られなければ、その場の状況に応じて他の釣りに切り替えるという選択肢も出てくるかもしれません。

たにせん

そんな時に備えて、あらかじめバーサタイル(多用途)に使えるエギングロッドを用意しておけば、ロッド1本で身軽に移動でき、状況に応じてすぐに他の釣りにも対応できます。

コスパ最強のエギングロッドのおすすめ

コスパ最強のエギングロッドのおすすめ

ここでは、これまで解説してきたエギングロッド選びの重要ポイントをふまえ、筆者自身の実釣経験や、多くのエギンガーからの評判も参考にしながら、コスパに優れ、長く愛用できるおすすめエギングロッドを紹介します。

スクロールできます
製品名エメラルダスMXエギゾースト5GセフィアXRメビウスセフィアBBエギングX
メーカーダイワメジャークラフトシマノヤマガブランクスシマノダイワ
価格相場23,000円

24,000円
20,000円

22,000円
28,000円

32,000円
11,000円

12,000円
13,000円

14,000円
20,000円

22,000円
操作性・感度
コスパ

エメラルダスMX

エメラルダスMXの価格相場は2万円台

エメラルダスMX

ダイワのエメラルダスMXは「X45/HVFナノプラス」「エアセンサーリールシート」などハイエンド機に採用されている機能がふんだんに使われて、軽量かつ操作性が抜群の初心者には非常に使いやすいエギングロッドです。

他のメーカーのエギングロッドに比べて、よりしなやかに曲がる作りでキャストもしゃくりも力を入れず行うことができエギングをあまり実践していない方にも特に向いているロッドとなっています。

5ピースタイプのエメラルダスMX23エアリティの組み合わせ

また取り扱いのロッドの番手のほとんどが自重が100gを下回るため、軽快にキャストとしゃくりができ長時間使っていても疲れづらいエギングロッドに仕上がっています。

エメラルダスMXのおすすめの番手

特徴他に応用できる釣り
86ML-S・N
(ソリッド)
ロッド全体が非常にしなやかでシャクリの強弱をつけやすく渋い時期のイカでも対応し易い。足場が高い場所でも糸ふけをコントールしやすく、ソリッドテップで穂先で流れの強弱などの目感度で把握し易いサーフエギングやフロートを使ったサーフアジングにも最適
711MLM-S
(ソリッド)
ショートレングスで操作性も高いうえ、2号〜3.5号までの幅いエギウェイトに対応。バット部分が強く穂先は繊細でイカの大小にかかわらず応用力があるロッド。ヤリイカやケンサキイカなどのツツイカ系や1.5g以上のジグヘッドを使ったメバリングにも最適
83M
(チューブラ)
しなやかながらもハリもあるので軽快に機敏なダートをさせたいしゃくりも可能。ライトロックフィッシュや15g前後のジグを使ったライトショアジギングにも最適

エメラルダスMXはエギングだけではなくそのバットのしなやかさから、エギング以外での用途も幅広いです。

他の張りの強いエギングロッドと比べても、サーフアジングでは食い込みが自然で、なおかつ大型のアジでもバラしにくいのが特長です。

エメラルダスMXで50cm近くのヒラメも釣れました

ソリッドティップのもう一つの大きな利点は、バチを吸い込むように捕食するシーバスが多いシーズンに効果を発揮する点です。ティップがスムーズに入り込み、違和感を与えず自然にフッキングが決まりやすいため、釣果にも明確な差が出てきます。

エメラルダスMXは5ピースのパックロッドも販売しており、短く収納して持ち運びやすいタイプもあります。

▶エメラルダスMX(ダイワ公式)

EGIZAUST 5G (エギゾースト)

エギゾースト 5Gの価格相場は2万円台

エギゾースト5G

メジャークラフトの高コスパモデルとして注目を集める“5Gシリーズ”のエギングロッド版、それが『エギゾースト 5G』です。

2万円台で購入できるエギングロッドではありますが、トレカ®T1100Gが採用され、穂先部分は軽量カーボンフレームSiCガイドが使われ軽量化も図られています。

参考:トレカ®T1100Gについて

トレカ®T1100Gは航空機一次構造、打ち上げロケットやスポーツの分野で使われる高強度と高弾性率化の両立を実現した素材となり、エギ王で有名なYAMASHITAの高級ロッド「エギ王スティック(相場5万円〜)」でも使われている素材です。

▶高強度・高弾性率炭素繊維トレカ®T1100G

簡単に言えば、他社では4〜5万円クラスの高級ロッドに使われるような素材を採用しながらも、価格はその約半額の2万円台。間違いなく“コスパ抜群”のエギングロッドと言えるでしょう。

メジャークラフトの5Gモデルはコスパが高い
たにせん

素材名だけ聞いてもピンとこないかもしれませんが、実際にトレカ®T1100Gを搭載した5Gシリーズを2機種使ってみた体感としては、シャキッとしたハリと軽さがあり、操作性が抜群。さらに感度も鋭く、アタリが手に取るように伝わってくる──まさに“とんでもないロッド”というのが率直な印象です。

さらにこの素材のおかげで、しゃくりを何度も繰り返すエギングのようにロッドへ負担がかかる釣りでも、長期間使ってもハリを保ち、強度面での劣化が起きにくいというのも大きな魅力です。

エギゾースト5Gのおすすめの番手

特徴他に応用できる釣り
EZ5-832M/LRC
(LRC:ローレスポンスカテゴリー)
(チューブラ)
どのシチュエーションでも操作しやすいしなやかさを加えた新モデルで、ロッドの特徴によりエギの大きな動きを抑え、センシティブな春イカやスレイカを狙うのにピッタリのブランクサーフシーバスやフロートを使ったサーフアジング、2号〜2.5号前半のエギを使ってツツイカ系のライトエギングにも最適
EZ5-782M
(ショートレングスモデル)
(チューブラ)
ショートレングスのお陰でエギの操作性は抜群でおかっぱり以外のボートエギングでも使いやすいサイズ感ボートでのシーバスやジグヘッドを使ったメバリング、ライトロックフィッシュにも操作性も含めて最適
メジャクラの5Gシリーズはエギングに限らずいろんなジャンルでハイコスパなロッドを展開
たにせん

このメジャークラフトの5Gシリーズはエギゾーストに限らず、アジングロッド(鯵道5G)やロックフィッシュロッド(ロックライバー)でも同じ素材を使っているため、予算が許せば色々な魚種バージョンのロッドを揃えるのも良いでしょう。

▶エギゾースト5G(メジャークラフト公式)

セフィアXR

セフィアXRの価格相場は2万〜3万円台

セフィアXR

シマノのセフィアXRはスパイラルXコア、Xガイド、カーボンモノコックグリップなどのハイエンドに組み込まれている機能がこのミドルモデルに加わり価格を抑えたコストパフォーマンスモデルになって販売されています。

セフィアXRは反響感度を高めたカーボンモノコックグリップを採用

リアグリップには一体成型のカーボンモノコックグリップが採用されており、中空構造によって反響感度がさらに向上。イカパンチのような微細なアタリもしっかりと手元に伝わるため、エギングでの釣果アップにも大きく貢献します。

実際に使ってみて感じたのは、反響感度の高さです。『イカパンチ』や『藻に触れた感触』『テトラへの接触』『ボトムへの着底』といった微細な変化をしっかり感じ取ることができ、目に見えない海中の状況をロッドを通して“見える化”してくれるのが最大の魅力です。

セフィアXR(S83ML)でキロアップ

特に、イカがエギを抱く前の“イカパンチ”のような微細なアタリにも気づきやすいため、その直後のアクションをすばやく判断できるのが大きな強みです。この点においても、釣果につながりやすいエギングロッドであることは間違いありません。

セフィアXR S83MLでは2.2キロのアオリイカも釣り上げました

たにせん

EVA素材のグリップに慣れている方にとっては、カーボンモノコックグリップに好みが分かれるかもしれませんが、この構造によって強度を確保しながら軽量化と反響感度の向上を実現しています。そのおかげで、ほんのわずかな前アタリまで感じ取れるのは大きなメリットだと感じています。

セフィアXRのおすすめの番手

特徴他に応用できる釣り
S83ML
(チューブラ)
程よいハリとしなやかなバッドの曲がりで遠投、しゃくり操作においてもバランスが最も取れて扱いやすい万能な番手。小さいルアーを使ったシーバスやライトロックフィッシュ、サーフアジングなど幅広い魚種にも向いており感度も非常に良いです。
S79M
(チューブラ)
足場の低い磯や堤防でのエギングや小さいエギから大きいエギまでのクイックな操作ができる強めのハリがあるランガンモデル高感度を活かしたライトロックフィッシュやプラグを使ったメバリング、小さいジグやワームを使った小型青物
S86ML-S
(ソリッド)
潮流変化を把握しやすいソリッドタイプであまり大きくダートさせたくないスレイカへのアプローチもし易い万能型です。サーフアジングやサーフシーバスでは違和感を与えず食わせる事もできしなやかな曲がりでバラシも少ないです

セフィアXRのソリッドティップタイプはタフテックインフィニティという一般的なソリッドより巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍で強度も高く、さらに感度も高い素材となっているのでソリッドタイプもおすすめです。

セフィアXRは私は色んな釣りに使っています

30センチを超えるアカハタのゴリ巻きにも余裕(番手はS79M

セフィアXRの79Mで30センチ超えのアカハタをゲット

▶セフィアXR(シマノ公式)

Mebius(メビウス)

メビウスの価格相場は2〜3万円台

出典:ヤマガブランクス(メビウス)

株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドのヤマガブランクスが手掛けるメビウスは多くのエギンガーからの信頼もある人気のシリーズ。

グリップは緩みにくいダウンロック仕様、リールシートはVSS16を使いすべての番手で100gを切る軽量化を実現、全体的にしなやかに曲がり長時間のシャクリも疲れないブランクスです。

メビウスのおすすめの番手

特徴他に応用できる釣り
85ML
(チューブラ)
小型から大型まで1年中エギングを楽しむなら最も適したオールシーズンモデル河川中流域のシーバスやサーフアジング
79M
(チューブラ)
足場の低い場所からランガンメインのショートレングスで操作性が最も高いモデル1oz(約28g)ぐらいまでのメタルジグでの回遊狙いや40cm前後のロックフィッシュなど操作性を活かした釣りが得意
86M
(チューブラ)
4号エギまでしっかり振り抜けるパワーとキレの良いアクションを実現するバランスモデルライトロックゲームや小型回遊魚狙い

「設計・製造・組み立て・出荷」すべて国内自社工場で行いメイドインジャパンに拘っているのも安心して製品を使いたい釣り人にもおすすめ。

セフィアBB

セフィアBBの価格相場は1万円〜

たにせん

エメラルダスMX、エギゾースト 5G、セフィアXR、Mebius(メビウス)などが予算オーバーという方には、セフィアBBが最有力候補。コスパに優れた“最強の一本”として、ぜひ検討したいエギングロッドです。

セフィアBB

エギングロッドのエントリーモデルとしては非常に人気のあるシマノのセフィアシリーズの入門機となりますが、毎回リニューアルされるたびに上位機種の機構が搭載されるため、価格以上の性能を持っているコスパが高いモデルとなります。

またこの価格帯ではありながら上位機種に採用されているハイパワーX(交差させX状に締め付けるカーボーンテーブ)をこのセフィアBBにも組み込まれており操作性だけではなくねじれに対する強度を確保しています。

たにせん

ラインナップは全部で16機種もあるので、長さ、調子、チューブラもしくはソリッドなど自分好みのロッドを選ぶことができます。

セフィアBBのおすすめの番手

特徴他に応用できる釣り
S86ML
(チューブラ)
エギングド定番のレングスでちょうどよい長さとロッドのしなりが良く力まずともシャクリでエギを操作できる。足場が高い場所でも糸ふけをコントロールする事もでき初心者におすすめの番手サーフシーバスやフロートを使ったサーフアジング、ライトなエサ釣り、軽いオモリを使ったサビキ釣りにもちょうど良い
S80M
(チューブラ)
ハリ強めで低い足場でも操作性に長けたランガンに向いたショートオールラウンダーモデル軽量ルアーを使っったシーバスやロックフィッシュでも応用が可能
S76SUL-S
(ソリッド)
セフィアBBで100gを下回る最も軽量でソリッドティップによる視覚でアタリを捉えることもでき2.5号までの小型エギを快適に操作できるモデルソリッドティップを活かしたメバリングやフロートアジングなどのライトゲーム

▶セフィアBB(シマノ公式)

エギングX

エギングXの価格相場は1万円以下

これからエギングをスタートするという方に「エギングを続けるかわからないので、とりあえず安くて初心者向けのエギングロッドが欲しい」という方にはこのダイワのエギングXがおすすめ。

エギングX

上記で紹介しミドルスペックのエギングロッドと比べると全体的にしゃくった時にはだるんとした感覚があり、ティップ付近のロッドの戻りが遅いため軽快なスピード感で操作するのはコツがいります。

たにせん

ただしエギングとして最低限の性能は持っているので、とりあえずエギングをこれから練習したいという方には間違いない1本で、なるべく軽快に扱いたいならライナップは「83M」がおすすめです。

▶エギングX(ダイワ公式)

ライトエギングに最強コスパなモデル

ライトエギングにコスパ最強のモデル

ケンサキイカやヤリイカ、ヒイカといったツツイカ系の小型のイカをメインターゲットにする場合は、冒頭で紹介したような一般的なエギングロッドではややパワーが強すぎることがあります。そのため、よりライトなエギングタックルを選ぶのがおすすめです。

もちろん最近では、常にキロオーバーのイカを狙うわけでなければ、タックルの軽量化を重視してライトゲームタックルでエギングを楽しむアングラーも増えています。

たにせん

イカの回遊ポイントは、アジなどの小型回遊魚もよく回ってくる場所でもあるため、ライトゲームも可能なロッド1本なら両方を狙える“おいしい展開”も十分に期待できます。

ライトエギングにコスパ最強のロッド

特徴他に応用できる釣り
ソアレBB S76L-S
(価格相場1万円台)
(ソリッド)
0.6〜12gまでのルアーウェイトに対応した汎用性の高いライトゲームロッドで小型のイカだけではなく中型までのアオリイカも対応1g〜のジグヘッドを使ったアジングやメバリングはもちろん、バッドの力強さもあるのでライトロックフィッシュなども幅広く使える
XOOX AJING GR III 80T
(価格相場1万円台)
(チューブラ)
釣具のポイント」を運営しているタカミヤ独自のブランドでハリのあるロングアジングロッドの8フィートはライトエギングにも最適フロートを使ったライトゲーム、ライトロックフィッシュ、10g以下のジグを使った小型青物

またライトエギングにおすすめのロッドは専用のエギングロッドではなく、メバリングロッドや長めで強めのアジングロッドとったライトゲームロッドでも代用できます。

エギングロッドは万能なロッドで用途は幅広い

エギングロッドは万能なロッド

先にも触れたように、エギングロッドは汎用性の高さでも評価されており、同じ堤防であればエギングに限らず、さまざまな釣りにも柔軟に対応できます。

たにせん

コスパ最強なエギングロッドについてまとめましたが、エギングは時期や釣れる時間帯が限られる釣りなのでそれ以外の釣りにも応用ができるブランクスのロッドを選択すれば長く使える最終的なコスパが高いロッドになるのではないかと考えます。

紹介したエギングロッドに適したおすすめのリール

エギングロッドに適したおすすめのリール

ここで紹介しているエギングロッドシリーズにぴったりなリールを実際に装着して利用してきた体験を元に紹介していきます。

おすすめリール機種
低価格帯機種23レガリス
21アルテグラ
ミドルスペック機種セフィア XR
エメラルダス RX
25カルディア
24ルビアス
24ヴァンフォード
ハイエンド機種23エアリティ
23ヴァンキッシュ

リールは最近のエギングロッドが100g前半もしくは100gを切ることを考えると、しゃくりやすさや機動性を考えても200g以下の重量のリールがおすすめです。

たにせん

また番手はPE0.6〜0.8号が150m〜200mほど巻き取れる2500番〜3000番がおすすめで、最もエギンガーが使っている番手が2500番です。

ここで紹介したエギングロッドおすすめのエギングリール
エメラルダスMXエメラルダスRX FC LT 2500S
25カルディア LT2500S/LT2500S-XH
エギゾースト5GセフィアXR C3000S
エメラルダスRX FC LT 2500S
セフィアXRセフィアXR C3000S
メビウスエメラルダスRX FC LT 2500S
25カルディア LT2500S/LT2500S-XH
セフィアbb21アルテグラ 2500
エギングX23レガリス LT2500D

エギングリールについては以下でまとめています。

エギングロッドについての気になるFAQまとめ

エギングロッドで気になるFAQ
エギングロッドはシーバスロッドとしても使える?

8フィート以上でエギサイズ4号まで対応できる強めのエギングロッドであればシーバスロッドとしても十分使えます。

どちらかというとシーバスロッドのバッドのしなやかさと強めのエギングタックルは似ています。シーバスロッドも兼ねて選ぶのであれば、MやMHの硬さのエギングロッドを選ぶと良いと思います。

実際にエギングロッド「セフィアXR S79M」で釣り上げたシーバス

ソリッドティップとチューブラティップはどっちがいいの?

ソリッドティップは潮が効いているかそうでないかの荷重感度に長けており、チューブラティップは反響感度に長けています。

メリットデメリット
ソリッドティップ・潮の流れの強弱をティップの入り状況で把握しやすい
・ティップの入り具合による目感度としてデイゲームの状況を把握しやすい
・柔らかなしゃくりでエギのダートを抑えることができる
・小さいエギをしなりで投げやすい
・大きめのエギの遠投が苦手
・ティップの強度が弱い
・反響感度が弱いのでイカパンチに気づきにくい
チューブラティップ・反響感度が良いのでイカの小さなあたり(イカパンチ)などに気づきやすい
・キレのあるダートアクションを行える
・ティップの強度が強い
・小さいエギを遠投しにくい
・ティップが入らないので潮の強弱を読み取りづらい

ソリッドティップ、チューブラティップどちらも利点もあり欠点もあります。

チューブラティップのデメリット克服方法

潮の流れが効いたポイントを探るならシャクリ時のドラグの出具合、フリーフォール時の糸の出る速度で潮の効き具合を把握できます。ロッドを軽く持ちロッドに掛かる荷重で流れの強弱を読む。

ソリッドティップのデメリット克服方法

反響感度の弱さは、アタリを取る時にしっかりとラインテンションを貼ったり、フォールに横にさびくことでアタリを取りやすくするという方法があります。

自分のエギングのスタイルを工夫することで両者のデメリットは克服できることになるので、結果的に好きな方を選んで良いと思います。

たにせん

これからエギングを始める方なら、可能であれば2つのタイプのエギングロッドを両方とも使ってみて、使いやすいロッドが決まればどちらかは売却するのが良いでしょう。実践と経験としての勉強代とはなりますが、私はそういう感じで自分の使いやすいタックルを選定しています。

▶おすすめのコスパ最強エギングロッドをもう一度チェックする

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